猟奇サスペンスノベル『人魔』発表、8月2日配信へ。雨の旧校舎で起こる、人魔伝説と殺人事件

致意氏は7月18日、『人魔』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、8月2日に発売予定。『人魔』は、不気味な人魔伝説にまつわる猟奇殺人事件へ巻き込まれる、サスペンスビジュアルノベルゲームである。

中国の開発者である致意氏は7月18日、『人魔』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、8月2日に発売予定。通常価格は300円となっている。ゲームは日本語フルボイスおよび字幕に対応しているようだ。

『人魔』は、不気味な人魔伝説にまつわる猟奇殺人事件へ巻き込まれる、サスペンスビジュアルノベルゲームである。本作の舞台は、架空の戦後日本だ。かつて蓮徊町(れんかいちょう)と呼ばれていた地域は、空襲を受けて以降住人のいない廃墟と化していた。本作の主人公は、記憶喪失の学生であるようだ。ストアページやPVなどを見る限りでは、本作で主人公はほかの学生たちと共に朽ち果てた校舎を訪問。如月先生の死をきっかけに、事件へ巻き込まれていくのだろう。

不穏な人魔伝説。次々に起こる猟奇殺人。キャラクターとしては、3組の委員長である空木菖蒲や、ピアノを弾く少女・雨宮杜若なども登場。雨の降りしきる夜、旧校舎で欺瞞と傷害に満ちた残酷な世界が描かれる。嘘と真実が絡み合い、愛と憎しみが交錯していくという。

 


人魔にまつわる事件は、ビジュアルノベル形式で展開される。テキストと立ち絵やCGによって物語が進行。またストーリー中に表示される選択肢によって、異なるシナリオへと分岐していく。要素としては、本作には複数のエンディングが存在。立ち絵にはLive2Dも採用されているという。そのほかシステム面では、フローチャートも用意されている。スクリーンショットを見る限りでは、シナリオの分岐点や条件などが確認できる。


本作を手がけているのは、インディーゲーム開発者の致意氏だ。過去作としては、ミステリーADV『端木斐异闻录』やサスペンスノベル『僕たちが死ぬまであと七日』などをリリース。2022年9月に配信された『連海カジノ』では、Steamのユーザーレビュー71件中91%の好評を得て、ステータス「非常に好評」を獲得している。中国の開発者の作品ながら、過去作のほとんどにおいてはしっかり日本語翻訳が用意されている点も特徴だろう。

本作においては日本語字幕だけでなく、日本語フルボイスに対応しているという。旧校舎で起こる猟奇事件の模様が、日本語の声の表現と共に描かれるのだ。

『人魔』は、PC(Steam)向けに8月2日配信予定だ。通常価格は300円。リリース時には、1週間の20%オフセールも予定されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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