『崩壊:スターレイル』のナターシャ、人気すぎて酷使を心配される。あまりにも頼れる存在ゆえに


『崩壊:スターレイル』のナターシャが、一部コミュニティで“心配”されているようだ。その便利さゆえに、過労が心配されている。GamesRadar+などが伝えている。


『崩壊:スターレイル』は、『原神』や『崩壊3rd』なども展開中のブランドHoYoverseから配信中の、スペースファンタジーRPGである。舞台となるのは、星神(アイオーン)と呼ばれる神や、災厄の源「星核」などが存在する世界。プレイヤーは星核を埋め込まれたハンターとして、星核にまつわる謎を突き止めるべく冒険に出かけていく。

ナターシャは、本作の第1章から登場する人物。詳しい特徴を述べるとネタバレになるので差し控えるが、ようするに医者である。医療設備が整っていない環境下で、人々を救うため奮闘。街の人々に慕われる存在である。プレイヤーにも好意的で、彼女に対して良い印象をもっている人も多いだろう。


彼女はパーティーメンバーにもなり、入手することで戦闘に参加。プレイヤーのことをサポートしてくれる。と、ここまでくれば、他のキャラと特徴が変わらない。キャラ的にも好かれるのは理解できるが、過労を心配するに至らない。なぜ人気なのか。それは彼女が優秀な回復役だからである。

『崩壊:スターレイル』は、ターン制バトルを採用されている。それゆえに、基本的にダメージを受けながら戦闘を進めることになる。つまり、強敵と戦うとなればパーティーに回復役がいるのが望ましい。しかし、サービス開始されたばかりの本作では、回復役は少ない。そこでナターシャの出番だ。ナターシャは戦闘スキルで単体の回復ができるほか、必殺技で全体回復を発揮。さらに軌跡上げをすることで、戦闘スキルにデバフ解除を付与することができる。味方を回復しつつ、バッドステータスを治せる優れっぷりだ。


ナターシャのありがたさはそれだけに留まらない。彼女はなんと事実上の配布キャラなのである。ストーリー進行上で確実に仲間になる。誰でも手に入れられるという強みがあるわけだ。さらに星4キャラということで、ガチャでも排出されやすい。同じキャラの星魂を集める(いわゆる凸)ことで、ナターシャの回復効果はさらに高まっていく。

ナターシャは希少な回復役として優秀であり、かつ誰でも手に入ることで、多くのプレイヤーを癒やしているのである。さながら、“誰でも分け隔てなく癒やす”という意味で、物語上の役割をはたしているといえよう。Redditにおいては、ナターシャを褒めるスレッドが乱立。そのキャラクター性や性能を褒め称えるコメントで埋め尽くされている。


一方で酷使も心配されている。本作はすでに2000万プレイヤーを突破しており、その多くに使われているとなれば、心配にもなろう。多くのプレイヤーに使用されていることがゲーム内に影響をおよぼす可能性はまったくないが、今どこかでナターシャが誰かを癒やしていると考えれば、どこかソワソワする人もいるのではないだろうか。Twitter上でも「ナターシャ 酷使」と検索すれば、同様の心配をするユーザーの声が確認できる。

ちなみに、ナターシャはフィールド上での活躍も目撃されている。Twitterユーザーのルード氏は、通常攻撃を下層の敵に当てるシーンを投稿。段差や柵を越えて攻撃できるテクニックとして、便利だとしている。たしかに、山なりの弾道を描く攻撃手段は、ナターシャならではだろう。フィールド上でも頼れるとすれば、もういよいよナターシャの休まる時間がなくなってしまう。回復役としては、白露など優秀なキャラもいるが、やはり手に入りやすさについてはナターシャに強みがある。今後しばらくは、世界各地で、回復弾を撃ち続けるナターシャの姿を見ることになるだろう。


『崩壊:スターレイル』は、PC(公式サイト/Epic Gamesストア)/iOS/Android向けに4月26日より配信中だ。今後はPlayStationプラットフォーム向けのリリースも発表されている。