『シャニマス』新作『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』iOS/Android向けに発表。3Dでアイドルたちの新しい表情も描く、育成シミュ&リズムゲーム


バンダイナムコエンターテインメントは4月29日、『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism(THE IDOLM@STER SHINY COLORS SONG for PRISM)』を発表した。対応プラットフォームはiOS/Android。ジャンルはアイドル育成シミュレーション&リズムゲームとされている。なお本情報は、イベント「アイドルマスター シャイニーカラーズ 新作ゲーム制作発表会」内で発表されたものだ。また一部の内容を収録したDemo版テストプレイの参加者募集も開始されている。


『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』は、『アイドルマスターシャイニーカラーズ(THE IDOLM@STER SHINY COLORS)』のシリーズ最新作だ。

元となる『アイドルマスターシャイニーカラーズ』は、2018年4月にブラウザ(enza)向けに配信開始された、アイドル育成&ライブ対戦ゲームである。同作の舞台は、アイドルの個性を重視したプロデュースをおこなっているアイドル事務所283(ツバサ)プロダクション。プロデュース可能な所属アイドルとしては、2023年4月時点で26名が登場している。同作でプレイヤーは、283プロダクション所属のプロデューサーとして、アイドルたちを担当していく。「プロデュース」では、プロデューサーがアイドルたちのレッスンやオーディションのスケジュールを決定。ボーカル/ダンス/ビジュアルといったステータスを成長させ、目標を達成させることで、彼女たちを導いていく。また同作では、そうした中でアイドルたちの成長や苦難などが、2Dのイラストや背景とともに描かれている。なお同作は2022年9月に総プレイユーザー数500万人突破が報告されていた。

 


新作『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』は、アイドルたちを育て、輝くステージへと導くアイドル育成シミュレーション&リズムゲームとして開発されている。まず本作では、これまで2Dで表現されていた26人のアイドルたちが3Dで登場。プレイヤーはプロデューサーとして、アイドルたちが事務所内で過ごしたり、レッスンをおこなったり、ステージで輝いたりする様子を見られるそうだ。

ゲームとしては、大きくプロデュースパートとリズムゲームパートに分かれている。プロデュースパートでは、アイドル及びアイドルユニットをプロデュースしていく。プレイヤーは、レッスンやお仕事など、アイドルたちのスケジュールを選択。レッスンによってアイドルたちのステータスを向上させたり、スキル/プロデュースカードを獲得したりなど、アイドルたちと交流しながらユニットの成長を目指すようだ。最終オーディションの突破を目指す中では、アイドル/アイドルユニットとのシナリオも待ち受けている。

 


またレッスンやオーディーションでは、「プロデュースカードシステム」なる新形式が採用されている。詳細は不明ながら、『アイドルマスターシャイニーカラーズ』のフェスとは異なる、プロデュース中に獲得したプロデュースカードを用いて進めるシステムになっているそうだ。

プロデュースを終えたあとには、プロデュースの軌跡が反映される「メモリアルライブ」が見られる。メモリアルライブでは、アイドルたちと過ごした思い出が、カットシーンとしてライブ中に登場。育成したアイドルや発生したシナリオ、アイドルの成長度合いによってライブの内容が変化し、育成する度にメモリアルライブの内容が変わるという。育て上げたアイドルユニットによるライブシーンが、思い出と共に見られるようだ。


リズムゲームパートでは、育てたアイドルたちを編成して、リズムゲームをおこなう。動画内では、アイドルたちの3Dライブと楽曲を背景に、4つのレーンに流れてくるノーツにタイミングよく対応し、スコアやコンボを稼ぐ様子が映されていた。本作では後ろに流れるアイドルたちのパフォーマンスを見ながら、『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の楽曲がリズムゲームとして遊べるようだ。

要素としては、難易度は5段階存在。適した難易度がプレイヤーによって異なるため、自分にあったレベルで楽しく遊べるように、5段階の難易度が用意されているそうだ。既存のユニットではなく、新たな組み合わせでのライブも可能。衣装/髪型/メイクなどのカスタマイズ機能や、ライブシーンだけを見る機能も用意されている。またライブシーンそのものにもカメラワークやライティング、AR風演出などのこだわりがこめられているそうだ。

そのほかゲームの要素としては、アイドルたち26人の3Dモデルのビジュアルや、登場するカードも一部公開された。カードのイラストについては、前後のストーリーや動きが伝わってくるようなイメージで制作。本作のカードには事務員の七草はづきさんも登場し、彼女がアイドルを支える様子も描かれるという。

また放送内では、『アイドルマスターシャイニーカラーズ』プロデューサー高山祐介氏が、リークに負けないぐらいのたくさんの情報を持ってきているという言葉と共に登場。高山祐介氏自身によって、本作が紹介されていった。そうした中で同氏は、本作は現在サービス中の『アイドルマスターシャイニーカラーズ』と、並行してサービスを進めていくと宣言した。

両作の差異などとしては、まず両作において、アイドルと向き合い育てるという部分は、『アイドルマスター』および『アイドルマスターシャイニーカラーズ』のコアな部分であるため、どちらでも大切にしているという。その上で同氏は、現行の『アイドルマスターシャイニーカラーズ』では、アイドルとの1対1での深いコミュニケーションや、育成したアイドルたちのライブ対戦によるトップを目指す遊びを提供していると考えている。一方新作では、アイドルたちとの触れ合いやプロデュースはもちろん、さらに育てたアイドルをステージにあげ、ライブパフォーマンスを見てリズムゲームと共に輝かせられるとのこと。アイドルたちを育てる部分は同じと思うかもしれないが、最終的にアイドルたちとどう向き合うかの部分で、2タイトルの差をつけたいと考えているそうだ。高山祐介氏からは、ぜひ両タイトル愛していただければと思っています、とも語られた。

『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』は、iOS/Android向けに開発中。ティザーPVなどが公開されている。また一部の内容を収録したDemo版でのテストプレイが実施予定。開催期間は、5月19日15時から5月23日14時59分まで。4月29日から5月7日23時59分までの期間に応募したプレイヤーのうち、抽選で8000人が参加できる。enza版『シャニマス』のお知らせ内にて、募集が開始されているそうだ。



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