宇宙シューティングRPG『EVERSPACE 2』PC版が4月6日正式リリースへ。コンソール版は、品質にこだわるためにPS4/Xbox One版諦める


デベロッパーのROCKFISH Gamesは『EVERSPACE 2』を、PC版にて4月6日に正式リリースすることを発表した。PC向けには、早期アクセス版が現在Steam/Microsoft Store/GOG.comにて販売中。またコンソール版は、PS5/Xbox Series X|Sで2023年夏にリリース予定だ。早期アクセス版の時点で、日本語表記にも対応している。正式リリース時には、新たなマップや装備などが追加される予定だ。


『EVERSPACE 2』は一人用スペースシューティングゲームだ。プレイヤーは戦闘機を操作して、オープンワールドの宇宙を探索することができる。収集した素材で武器や機体を強化して、多くの敵に立ち向かうのだ。本作はRPGとしてゲームが構成されている。軍事用に作られたクローン人間、主人公アダムを操作してストーリーが展開されていく。このパイロットが一人の人間へと変化していく、心の成長を体験できるという。

本作では戦闘機を操作して、360度自由に移動をすることができる。宇宙には重力がないため、上下左右及び回転移動ができるのだ。そして照準を合わせ、武器を発射することで戦闘がおこなわれる。戦闘では、基本的に主武装・副武装を用いる。主武装はレーザーガンなどの銃で、弾は無限のようだ。一方副武装は、ミサイルなど強力な武器が存在し、弾数に制限がある。戦闘中にこれらの武器は入れ替えができる。

また、アイテムやデバイスを用いて戦闘を有利に運ぶことができる。デバイスは使用すると、種類ごとに違った効果が発動。範囲内の敵をスタンさせたり、自身のHPを回復したりできるようだ。クールダウンが設けられており、スキルのように扱うことができる。加えて、戦闘機には必殺技が搭載されている。敵を倒すごとにチャージが溜まっていき、強力な効果のあるスキルを発動できるという。

なお、戦闘ではHPが尽きるとゲームオーバーとなる。体力ゲージが三種類存在。左上、一番上の青いゲージがシールドの残量を示す。攻撃を受けても一定時間たつと、シールドが自動で回復していくようだ。次に、真ん中黄色のゲージが機体の装甲、一番下赤のゲージが機体のHPを示している。これら二つは自動で回復はしないが、拠点で修理することができる。


さらに、本作にはハクスラ要素が存在している。プレイスタイルに合わせて機体をカスタマイズし、多様な戦闘を楽しむことができる。戦闘機や武器、前述したデバイスには数多くの種類が存在している。また、仲間になったキャラに対応したパッシブスキルを装備することができる。また、武器にはレアリティが存在。基本性能の下には、サブステータスの表記が確認できる。これは恐らくランダムで変化するわけだ。探索中に発見したものを上手く組み合わせることで、強力な効果を発揮できる。


正式リリースに際しては、数多くのコンテンツが実装予定。新たな敵やチャレンジ、カタリスト、装備など数多くのコンテンツが盛り込まれるそうだ。また本作のコンソール展開については、PS4/Xbox One向けの移植も予定されていたが、こうしたハード向けへの移植および最適化作業を続けてきたものの、望むような品質に到達しないと判断したという。結果としてコンソール向け展開は、PS5/Xbox Series X|S向けにのみ発売されるようだ。

本作を手がけるのは、ドイツのゲームスタジオROCKFISH Gamesだ。同スタジオは2015年に、Kickstarterを通したクラウドファンディングを基にゲーム開発を始めた。そうして作られた前作、『EVERSPACE』はPCとコンソール合わせて、200万以上の売り上げを達成した。それから5年という長い期間、うち2年は早期アクセスとして、開発がおこなわれていたのが本作。やっとのことで、正式版が完成したというわけである。長い期間情熱をかけて作られて、かつフィードバックを受けて洗練されてきた。早期アクセス版のSteamでの評価は「非常に好評」となっており、そのクオリティは折り紙付きだろう。

『EVERSPACE 2』はPC(Steam/Microsoft Store/GOG.com)向けに、4月6日正式リリース予定。PS5/Xbox Series X|S向けには2023年夏販売予定だ。