荒廃ロシアサバイバルホラー『METRO 2039』正式発表、今年冬に発売へ。シリーズの原点「モスクワ地下鉄」に戻り、より一層ダークになる新作
Deep Silverは4月17日、ポストアポカリプスFPS『Metro 2039』を発表した。

パブリッシャーのDeep Silverは4月17日、4A Gamesが手がけるポストアポカリプスFPS『METRO 2039』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|Sで、今年冬に発売予定。
本作は、Dmitry Glukhovsky氏のベストセラー小説「Metro」三部作を原作とするFPS『Metro』シリーズの最新作だ。物語重視のシングルプレイゲームであり、シリーズの中でもより一層ダークな雰囲気が描かれるという。

『METRO 2039』では、核戦争後のモスクワの地下鉄(メトロ)を舞台に、生存者たちが過酷な環境で生き延びる姿が描かれる。地下の勢力と各駅の共同体は、新たな指導者である伝説のスパルタン・ハンター率いるノヴォレイヒのもとに統一されている。ハンターは、人々に地上での生活を約束する一方で、プロパガンダで嘘と恐怖を植え付けて支配しており、彼らはメトロ内に囚われた状態にある。そうした中で主人公のストレンジャーが、二度と戻らないと誓ったメトロへの過酷な旅をおこなう。
今回公開された映像では、権威主義的な支配を受ける人々の姿が、ストレンジャーらしき人物が幻覚を見ているかのような表現にて次々に描かれ、最後に彼はメトロへ足を踏み入れている。また最後に披露されたゲームプレイ映像では、異形のモンスターとのバトルが展開され、地下勢力の拠点らしき場所に命からがら逃げ込むシーンが見られた。荒廃した世界を描く緻密なビジュアルも見どころである。


今回の発表は、マイクロソフトが配信した番組「Xbox First Look:『METRO 2039』with 4A Games & Deep Silver」を通じておこなわれ、開発元4A GamesのエグゼクティブプロデューサーJon Bloch氏と、共同クリエイティブディレクター兼リードオーディオデザイナーのPavel Ulmer氏が出演。両氏によると、本作は独自ゲームエンジン4A Engineをはじめとした自社製ツールを活用して、実在するかのように感じられるディテールを持った世界を構築しているという。『Metro』シリーズならではの美しく不気味なビジュアルも健在で、『Metro Exodus』から取り入れたレイトレーシングは今回その技術の実装を一から見直し、さらに最適化されているそうだ。
本作では、ゲーム内世界のあらゆるものに存在する理由やその形である必然性があり、誰かが確かにそこで暮らしていたことや、去る直前あるいは死ぬ直前に何をしていたのかまでもが表現。動きのない場面で一切のセリフなしに背景を語る要素として、同スタジオでは「凍った物語」と呼んでいるという。こうした表現により想像力を掻き立て、没入感を高め、好奇心あるプレイヤーに本作の世界をより深く知る機会を与えることが目的とのこと。ただし、止まっている要素がすべてではなく、物語の中心にあるのは人間そのものだと説明された。


また、4A Gamesはウクライナ・キーウで設立されたスタジオであり、両氏からはロシアによる侵攻の影響についても言及された。『Metro』シリーズでは人類の行いを悲劇的に描いてきたが、その悲劇が4A Gamesにも降りかかったという。侵攻によってスタッフやその家族の人生、そして本作の計画までもが一変。現実に突き動かされた結果、本作の物語は「選択と行動と結果、そしてその代償」に焦点を当てたものへと変わっていき、『Metro』シリーズらしさを保ちつつ独自の視点で構築したそうだ(関連記事)。
本作にてプレイヤーは『Metro』シリーズの核心であるメトロにふたたび踏み込み、濃密な闇と閉ざされた密接な空間、そしてあらゆる選択に代償が伴う感覚を味わうことになるとのこと。両氏は、プレイヤーには沈黙の代償、暴政の恐怖、自由の対価の意味をより深く理解し、自ら問い直してほしいとコメント。そして、どう生き残るのかや誰を信じるのか、闇の中で生き残るため何をするか、何より重要なのはプレイヤー自身の決断だとした。
『METRO 2039』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに今年冬に発売予定だ。
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