3DダンジョンRPG『ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ』正式発表。ドリコムが手がける新たな「Wizardry」

 

ドリコムは10月26日、『Wizardry Variants Daphne(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)』を正式発表した。対応プラットフォームはiOS/Androidで、基本プレイ無料のゲーム内課金形式。ドリコムは2021年4月に「Wizardry」シリーズの新作として『Wizardry VA(仮)』を開発していることを明らかにしていた。このたび正式なタイトル名が公開されたかたち。2022年予定だった配信時期は、クオリティアップを理由に2022年度内に変更されている。


「Wizardry」シリーズは、ダンジョンRPGだ。パーティー編成やダンジョン探索、モンスター戦闘やキャラ成長などが盛り込まれており3DダンジョンRPGの金字塔として愛されるシリーズ。ドリコムは2020年に、『Wizardry6』、『Wizardry7』、『Wizardry8』、『Wizardry Gold』の著作権および「Wizardry」の国内外の商標権を取得していた。

本作はそんな「Wizardry」シリーズの系譜を受け継ぐ新作。公開された映像では、さまざまなロケーションを舞台に、冒険者が迷宮で苦しむ姿が確認できる。血が噴出するなど、ちょっとしたゴア表現なども盛り込まれているようだ。シリーズのヒリつきが現代向けに表現されている。なおストーリーは以下のとおり:

100年に一度、「奈落」は開く。
それは大地を蝕む死の呪い。
『死』を愛する魔人は、人や動物を食い尽くし世界は絶望に包まれる。
歴代の国王は数千年にわたり「奈落」を封じてきた。
しかし今、その国王すら姿を消し、
世界は刻々と、死に蝕まれていく。
抗うことすら、意味をなさない。
我々は、滅ぶしかないのか。

ドリコムといえば『ONE PIECE トレジャークルーズ』『アイドルマスター シャイニーカラーズ』『きららファンタジア』などIP系のモバイルゲームの開発運営もしくは開発協力に実績のある会社。ノベル創刊やインディーゲーム市場に参入するなど、さまざまな挑戦を続けている。今作もそのチャレンジの一環と見られる。ドリコム流に解釈した「Wizardry」が、『Wizardry Variants Daphne』になるのだろう。課金まわりの仕様なども気になるところだ。


Wizardry Variants Daphne(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)』はiOS/Android向けに基本プレイ無料にて2022年度内配信予定だ。