映画版『GRAVITY DAZE』の製作開始。「エイリアン」のリドリー・スコット率いる製作会社がPlayStation Productionsと共に手がける

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PlayStation Productionsと映画製作会社Scott Free Productionsが、映画版『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』(以下、GRAVITY DAZE)の製作を開始したようだ。海外メディアDEADLINEなどが報じている。

『GRAVITY DAZE』は、2012年にPS Vita向けに発売されたオープンワールド重力アクション。2015年にはPS4向けにも発売され、続編展開もされた。舞台となるのは空中都市ヘキサヴィル。プレイヤーは重力を操る少女キトゥンとなって、町を襲う重力嵐、そして敵となるネヴィの脅威に立ち向かう。ゲームプレイでは、PS Vitaまたはコントローラーのジャイロセンサーを使用可能。重力の方向を任意に切り替えながら、空中を縦横無尽に“落ちる”アクションが特徴的なタイトルだ。

続編である『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』はPS4向けに2017年に発売。いずれもディレクターは外山圭一郎氏、シナリオライターは佐藤直子氏が手がけている。

映画版『GRAVITY DAZE』はPlayStation Productionと、英国の映画製作会社Scott Free Productionsが共同で製作をおこなうようだ。Scott Free Productionsは、映画監督であるRidley Scott氏および弟のTony Scott氏で共同設立された会社。過去には「ブラックホーク・ダウン」「ブレードランナー 2049」など、人気作品を数多く手がけてきた。映画版『GRAVITY DAZE』については、監督は「シークレット・ソサエティ ~王家第二子 秘密結社~」のAnna Mastro氏が務め、脚本はEmily Jerome氏が手がけるとのことだ。

PlayStation Productionsは2019年に設立されたソニー・インタラクティブエンタテインメント傘下のスタジオだ。ゲームを原作とする映画やドラマなどの製作・プロデュースをおこなっている。直近では、今年2月公開の映画「アンチャーテッド」をColumbia Picturesなどと共同で手がけた。ほか、2023年にはHBOのドラマ「The Last of Us」が放送予定だ。

『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』


公開日の明かされていない映画としては、映画版『Ghost of Tsushima』や『ジャック×ダクスター』などが製作中。このたびそこに『GRAVITY DAZE』が加わったかたちだ。『GRAVITY DAZE』の幻想的な情景や、空中を落ちるアクションがどのように描かれるのか楽しみにしたい。

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