Discordのボイスチャット機能が、Xbox Series X|SおよびXbox Oneにて利用可能に。Xbox Insidersプログラム参加者向けのテストを開始


マイクロソフトとDiscord社は7月20日、コミュニケーションツール「Discord」のボイスチャット機能を、Xbox Series X|SおよびXbox Oneに導入すると発表した。まずはXbox Insidersプログラム参加者向けに同日から提供され、その後全ユーザーに開放される。

Discordは、サーバーを作成してメンバーと交流できるコミュニケーションツールだ。ボイスチャットのほか、テキスト・ビデオチャットなども可能。もともとゲーマー向けのツールとして提供され発展し、いまはゲームに限らず、幅広いコミュニティに開かれたサービスとして提供されている。Xboxコンソールにおいては、これまでに両アカウントの連携に対応済み。そして今回、Xbox側の機能に加えて、Discordのボイスチャット機能も利用可能となる。

Discordのボイスチャット機能をXboxコンソールに導入するには、アカウントの連携が必要となる。方法としては、まずXboxコンソールにてコントローラーのXboxボタンを押し、表示されたガイド内の「パーティとチャット」にアクセス。そして「Try Discord Voice on Xbox」を選択するとQRコードが表示される。そのQRコードをスマホなどで読み込み、「Xbox」アプリでDiscordアカウントとの連携をおこなう。

Discordのアプリおよびデスクトップ版から、Xboxアカウントと連携させてもOKだ。なお、今回の発表以前にすでに両アカウントを連携させていた場合は、もう一度連携し直す必要があるとのこと。詳しい手順はDiscordのサポートサイトを確認してほしい。


XboxとDiscordの両アカウントの連携が完了すると、Xboxコンソール上でDiscordのボイスチャット機能が利用可能となる。また、Discordのアプリには「Join on Xbox」というオプションが追加される。なお現時点では、モバイル向けの「Xbox」アプリが、DiscordのボイスチャットをXboxコンソールと接続する役割を果たすそうで、同アプリをインストールしておく必要がある。また、Xboxコンソール上でのDiscordのボイスチャットについては、Discordの規約に基づいて運用される。

Xbox Series X|SおよびXbox OneでのDiscordボイスチャット機能は、Xbox Insidersプログラム参加者向けに提供中。Xbox Insidersは、開発中の新機能をいち早く試し、フィードバックを送ることができるプログラムだ。今後数週間にわたって、段階的に提供範囲を拡大させていくとのこと。そうしたテストを経て、正式に実装された際には全ユーザーに開放される。