「東方Project」二次創作リズムゲー『東方ダンマクカグラ』10月28日をもってサービス終了へ。売り上げが想定からかけ離れていた


DeNAは7月18日、『東方ダンマクカグラ』のサービス終了を告知した。同作は2022年10月28日20時をもって、サービス終了予定。告知にあわせて、今後のスケジュールが発表されており、サービス終了までの間には1周年を記念した施策や多数の楽曲追加などがおこなわれる。

『東方ダンマクカグラ』は、DeNAが企画・運営を手がける、「東方Project」の二次創作リズムゲームである。メインモードのダンマクカグラでは、「東方Project」の原曲やアレンジ楽曲にあわせて、7つのレーンに流れてくるノーツをリズムにあわせてタップ。2人のヒロインと5枚のミタマを編成する要素や、弾幕ごっこ風の演出なども交えて、リズムゲームが展開されている。なおDeNAのほか、企画原案は同人サークルAQUASTYLEで、開発はxeenが担当している。

本作は、「東方Project」を題材とした作品では、初の公認スマートフォン向けリズムゲームとして、2021年8月に正式サービスがスタートした。事前登録者数が100万人を突破していたほか、2021年11月には500万ダウンロードを突破。2022年1月に実施されたローソンとのコラボキャンペーンでは、店内に流れた霊夢のボイスが、一部東方ファンの間で議論となり、注目を集めていた。しかし、今回10月28日のサービス終了が決定したようだ。

『東方ダンマクカグラ』の情報番組「ダンカグ通信 最終回」で発表された内容によると、プレイヤーが望むような内容とかけ離れてしまうことから、サービス終了が決断されたそうだ。『東方ダンマクカグラ』では、2021年8月のリリース以降、多くのプレイヤーがゲームをプレイしていたのだという。一方リリース以来、想定売上と大きく乖離している状況が続いており、プロモーションやアップデートを実施してきたものの、売上の好転には至らなかったそうだ。

またそうした状況の中、運営ではなんとかサービス継続できないか、検討が進められた。しかしサービスを継続しても、新規楽曲やイベントが減ってしまったり、さまざまなクオリティを大きく落とさざるを得なかったりなど、プレイヤーが望むような『東方ダンマクカグラ』とはかけ離れてしまうことから、サービス終了の判断が下されたそうだ。

『東方ダンマクカグラ』では、サービス終了までアップデートが継続して実施される。新規楽曲やキャラクターが順次追加されるほか、8月には1周年記念の施策が開催。またサービス終了当日の10月28日には、生放送番組「東方ダンマク祭」の放送も予定されているようだ。

『東方ダンマクカグラ』は、2022年10月28日20時にサービス終了予定。iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。



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