学園ジュブナイルRPG『カリギュラ2』Steam版が“開発元”から6月23日配信へ。辛い現実へ帰ろうとする、帰宅部の戦い

ヒストリアは5月18日、『カリギュラ2(Caligula2)』PC版を正式発表した。Steamにて6月23日発売予定。コンソール版はフリューがリリースされていたが、PC版は開発を手がけたヒストリアが展開する。

株式会社ヒストリアは5月18日、『カリギュラ2(Caligula2)』PC版を正式発表した。Steamにて6月23日発売予定。通常版は税込6500円で、DLC同梱のComplete Editionが税込8640円。PC版には、『カリギュラ』シリーズ6周年を記念した衣装「楯節学園 旧式服」が先行配信される。なおEpic Games Store版の発売日は、現在調整中とされている。

『カリギュラ2』は、現代病理を抱えたキャラクターたちが現実へ帰ろうとする、学園ジュブナイルRPGだ。本作の舞台は、謎のバーチャルドール・リグレットが創り出した仮想世界リドゥである。リドゥでは、誰もが抱えるやり直したい気持ちを実現してくれる。辛い現実を生きていた人間たちは、やり直しの世界で過去の後悔から解き放たれ、平穏な日常を謳歌していた。しかし、そんな中リドゥが偽りの世界だと気づいてしまう者たちがいた。主人公たちは、現実世界に戻るため帰宅部を結成。もう1人のバーチャルドール・キィの力を借り、辛い現実への帰還を目指す。

主人公たちは現実へ帰るため、オブリガード楽士が待ち受けるダンジョンに足を踏み入れていく。しかしダンジョン内では、理想世界の創造主たるリグレットの楽曲が流れており、歌に魅了された一般人が帰宅部へと襲いかかってくる。敵と遭遇した際には、主人公たちはターン制のバトルを展開する。本作の戦闘では行動選択時に、その行動が成功した未来が確認可能。うまく使うことで仲間と連携したり、状況を一変させたりなど可能。未来を予測して戦うのだ。


また本作の登場人物たちはみな現代ならではの悩みをかかえているものの、リドゥではやり直した理想の姿になっている。現実から目を背け、過去の後悔をやり直したことで生まれた「もしも」。帰宅部の仲間たちも含めて、リドゥにいる人物たちは現実とは異なる姿であるわけだ。キャラクターシナリオでは、プレイヤーは仲間たちの凄惨な現実と直面。彼らの心の奥に踏み込むことで、受け入れがたい姿を目にする。選択はプレイヤーの自己責任と謳われている。辛い現実を抱えながら、それでも理想から抜け出そうとするキャラクターたちの戦いが描かれる。

『カリギュラ2』は、2021年6月にPlayStation 4/Nintendo Switch向けに発売された作品だ。コンソール版では発売をフリューが担当していたが、PC版では開発会社のヒストリアが自らパブリッシングを担当している。また、PC版では、シリーズ6周年とPC版発売を記念し、新衣装「楯節学園 旧式服」が先行配信される。同衣装は、リドゥにある楯節学園の、今はもう存在しない旧式服であり、装備画面の衣装欄を通してゲーム序盤から服装の変更が可能。「楯節学園 旧式服」は、PlayStation 4/Nintendo Switch版にも後日アップデートで配信される予定だ。


『カリギュラ2』PC版は、日本語を含む3言語に対応しSteamにて6月23日発売予定。Epic Gamesストアでも発売される予定。通常版は税込6500円、DLC全部入りのComplete Editionが税込8640円となっている。また本作は、PlayStation 4/Nintendo Switch版も発売中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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