おとぎ話小規模オンラインRPG『Book of Travels』8月9日Steamにて早期アクセス配信へ。一期一会で刻む、自分だけの1ページ

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スウェーデンのインディースタジオMight and Delightは6月14日、おとぎ話オンラインRPG『Book of Travels』を8月9日に早期アクセス配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)となっている。


『Book of Travels』は、TMORPG(小規模マルチプレイヤーオンラインRPG)を謳う作品。プレイヤーは水彩画風の美しいおとぎ話の世界にて、Braided Shoreと呼ばれる海辺の半島を探検していく。本作には明確なストーリーラインや道筋は存在せず、プレイヤー自らが目標を設定し、自分だけの物語を作っていくことになる。ひとりで探検、そして時にはほかのプレイヤーと出会い、タイトルにもある「旅の書」に自分だけの1ページを刻んでいく。

キャラクター作成について、本作では20以上用意されたキャラクターの中からひとりを選択。外見だけでなく、個性やアイデンティティも設定でき、プレイヤーは自分のパーソナリティにあったキャラクターを作成可能。危険を求める冒険家、ストイックに呪文を収集する修行者、あるいはのんきなギャンブラーなど、多様なロールプレイを実現できるようだ。


本作の舞台となるBraided Shoreには、無数のランダムイベントが散りばめられている。イベントを通じては、隠されたロケーションやアイテムを発見することもあり、やがてはおとぎ話の世界に存在する秘密に迫っていくようだ。また、ゲーム中にはバトルが発生することもあり、死の概念も存在する。キャラクターの成長要素もあり、プレイヤーは探索やアイテムの収集・取引を通じて経験値を獲得可能。さらに、300以上のスキルや魔法などもアンロックできる。

本作は小規模なTMORPG作品であり、当然Braided Shoreにはプレイヤー以外のオンラインプレイヤーも存在する。ただし、ほかのプレイヤーとはめったに出会えないという。また、ほかのMMO/MO作品によく見られるギルドやコミュニティといった概念も存在しないようだ。一方、本作では「シンボル」を利用することで、ほかのプレイヤーとの交流をはかることができる。シンボルはエリアごとに設定されており、初めて訪れた際にアンロック可能だ。


『Book of Travels』は長期にわたって運営される作品になるという。早期アクセス配信後はプレイヤーからフィードバックを得つつ、新たなエリアやプレイアブルキャラクターを追加し、世界を拡張。また、何千ものストーリーやイベントも追加していくとのことで、ゲーム内の物語は常に変化・進化を続け、そこからまた新たな物語が紡がれていくようだ。

オンラインRPG作品ながらも、ほかプレイヤーとの出会いが希少になるという『Book of Travels』。そうしたゲームだからこそ、かけがえのない一期一会の旅を味わえるのかもしれない。独自のコンセプトと水彩画風のビジュアルが魅力の本作は、Steam向けに8月9日早期アクセス配信予定だ。

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