『マインクラフト』にてNASAなどの“測量データ”を使いハワイ諸島を再現したクリエイター現る。ミニスケールながらも緻密に

 

『Minecraft(マインクラフト)』にて、ハワイ島を再現するクリエイターが現れたようだ。『ゼルダの伝説』のマップやチェルノブイリ立入禁止区域の再現、果ては地球全体を実スケールで『マインクラフト』内に作り上げる試みまで、クリエイターたちの創造性を刺激する『マインクラフト』。今度はハワイ諸島を緻密に再現したマップが生み出されたようだ。PCGamesNが報じている。


制作者はFrank Cesco氏。NASAの衛星による起伏のデータを始めとして、GEBCO(大洋水深総図)の測深データやハワイ政府から提供される地表面のデータなど、膨大な情報を元に45分の1スケール(高さは22分の1スケール)でハワイ諸島を再現した力作だ。ミニスケールと言うながらもその総面積は16,663 x 10,567という広大さを誇り、実際のハワイ諸島にせまる迫力を満喫出来る。

Image Credit : aghiwulf / Pixabay


実際に筆者も『マインクラフト』内に再現された今回のハワイを訪れてみた。バージョンの相違のせいか開始地点が地中だったので面食らったものの、穴を掘って外に出てみれば壮大なハワイの自然がそこに広がっていた。

街や建物などの人工物は再現されていないが、埋立地やクレーターなど特徴的な地形はそのまま。しばらくふわふわとハワイ諸島を巡り、地図と見比べながら「ここはダイヤモンド・ヘッドだ!」「あっちに行くとマウナ・ケア山が…あった!」など騒ぎながら、起伏が多く特徴豊かなハワイ諸島観光を満喫出来た。グラフィックModを入れてない状態でも十分過ぎるほど再現されていたので、Modを入れてテクスチャやシェーダーなどに凝ればさらにリアルな自然を満喫できることだろう。

Frank Cesco氏は以前ヨーロッパの250分の1再現マップも制作しており、こちらでは西ヨーロッパ最高峰でお馴染みのモンブランなどを訪れることが出来る。今回のハワイ諸島再現マップについては制作者によるYouTubeビデオの説明欄からダウンロードが可能。Java版『マインクラフト』をお持ちの方は一度訪れてみてはどうだろうか。