『Apex Legends』シーズン7にて「Lスター」がまたまたまた話題沸騰。今度こそ強化が入ったLMGは“光るオモチャ”を卒業できたか

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とうとう11月5日にシーズン7が開幕した『Apex Legends』。新レジェンドホライゾンや各レジェンドの調整、はたまた驚異の50GBアップデートなどがタイムラインを賑わせる中、もはや風物詩と化しつつある存在がTwitterにてトレンド入りを果たした。「Lスター」である。今年2月・7月・10月に続いてのトレンドワード入りを果たした。たびたび“勘違い”が原因でトレンドとなっていたLスターだが(関連記事)、このたびはめでたく独力で表舞台に躍り出たようだ。その原因はやはり新シーズンにおける大幅な強化。果たして生まれ変わったLスターはどのように受け止められているのだろうか。
 

 
本作に登場する3つのライトマシンガンのひとつ、L-スターEMG。LMGとの扱いを受けつつも、開発者からは「ライトマシンガンLite」呼ばわりされる特殊なポジションだ(関連記事)。エネルギーアモを消費してプラズマ弾を放ち、マガジン弾数は無限。とはいえ撃ち続けるとオーバーヒートを起こしてしまうため、運用にはやや癖がある代物でもある。タップ撃ちするには反動が強すぎる、かといってリコイルが安定するまで撃ち続けるとオーバーヒートを起こす。弾速が遅い、拡張マガジンがつかない、初動で拾っても弾が入っていない……など、さまざまな難点が指摘されており多くのユーザーからは厄介者扱い。

ただでさえ恵まれないLスターだが、なぜかパッチ6.1に至っては連続射撃可能数が23から22に減らされるという謎のサイレントナーフが実施される(関連記事)。きわめつけはランパートの防護壁越しに射撃すると、閃光弾もかくやという強烈なマズルフラッシュが発生。とても敵影を確認できたものではなく、口の悪いプレイヤーからは「光るオモチャ」「花火」扱いされる不遇の存在となってしまった。
 

 
そんなLスターに、シーズン7で待望の強化が入ったのだ。まずは扱いにくいとされたリコイルを変更。はじめ横方向に大きくブレたのち、徐々に上方向へと安定した動きになるパターンに修正された。またトリガーを離した後のベント時間や射撃停止時の冷却速度が大幅に減少。タップ撃ち運用しやすいかたちへと生まれ変わった。Twitterにて改めてLスターへの言及を観察してみると、ユーザー間の動揺が見て取れる。特に刷新されたリコイルの制御しやすさが好評を博しているようだ。

そもそもLスターは、弾の大きさから当たり判定が大きく、反動制御さえできれば決して威力の低い武器ではない。今回のリコイル調整により、改めて火力の高さに気づいたユーザーが多いようだ。また懸念されていたフラッシュの強さも緩和されているとの声もある。さらに、Lスターを2丁持ちすることで所持弾数限界まで撃ち続けることが可能というエクストリームなテクニックまで発見された。
 

 
ではLスターの人権が回復するかというと、それはシーズンの行末を見届けないことには読みきれない。SNSでは「使いやすくなったけど、使うかというと……」と歯切れの悪い感想が並ぶ。というのも、エネルギーアモを使う武器には今をときめくボルトをはじめ、ホップアップで光るディヴォーションやハボックも存在。競争率の高い弾薬を消費する武器としては、なかなか気軽に試しづらい武器であることは確かだろう。一方パッシブでLMGの装弾数を増やせるランパートや、弾薬獲得に関し大きな強化が入ったローバ(関連記事)などとの組み合わせには期待を寄せるユーザーも少なくない。

ケアパッケージから復帰したR99を差し置いて、またしてもトレンド入りを果たしたLスター。本銃がその見た目どおりの輝きを戦場で放つ日はやってくるのだろうか。

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