『Apex Legends』ローバのブラックマーケット「弾薬無制限」化は、運営にとっても“怖い決断”だった。超強化に対する懸念に開発者が反応寄せる

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日本時間で11月5日午後1時にシーズン7開幕が迫る『Apex Legends』。すでにパッチノートが公開され、さまざまなレジェンドの調整が明かされている(関連記事)。そんな中、一部の強化内容については懸念が寄せられているようだ。今回注目が集まっているのは、高貴なる女泥棒ローバ。彼女のアルティメットアビリティにまつわるバフが議論を呼び、開発者も反応を寄せている。
 

 
ローバはアイテム収集を得意とするレジェンド。そんな彼女のアルティメットアビリティといえば「ブラックマーケット」だ。特殊なポータブルデバイスを設置することで、周囲113m以内に存在するアイテムを手持ちにテレポートさせることができる能力だ。移動中に立ち寄ったPOIで時間をかけずに物資を補給したり、交戦中のチームの横に乱入してデスボックスの中身をかすめ取ったり、まさに盗賊の名に恥じないルート特化のアビリティ。そんな能力にも制限はあり、いちどの使用で回収可能なアイテムはひとり2個までとなっている。

シーズン7における強化では、この回収個数制限にテコ入れが入った。拾うことのできるアイテムの中でも、弾薬に関しては無制限に集めることができるようになるのだ。範囲内に存在する弾薬はすべて漁ることができるようになる。実質、ローバがいるスクワッドは弾切れとは無縁となるだろう。開発チームは、ローバ使用者のトリオにおける勝率の低さを改善するべく今回の調整に踏み切ったとパッチノートで述べている。
 

 
この報せはローバ使いのプレイヤーを喜ばせた一方、懸念も呼んでいる。というのもローバのブラックマーケットは10月7日のパッチにおいてすでに強化済み(関連記事)。効果範囲の拡大や試合開始時の50%チャージなどの恩恵を受けており、これ以上のバフはバランスを崩すのではないかとの疑念が寄せられている。ローバのチームが弾薬を拾い尽くすことで、他チームの弾薬補給が難しくなるのではないか。環境における弾薬枯渇にも不安の声を寄せるユーザーは、海外掲示板Redditにて「開発者は1週間以内にこの強化を元に戻すだろう」との苦言を寄せている。

ここにコメントを返しているのがRespawn Entertainmentでゲームデザイナーを務めるDaniel Z. Klein氏だ。Klein氏は、今回の調整を「恐ろしい決断だった」と告白している。しかし同氏は、ローバのユーザーがほとんど彼女のアルティメットアビリティを使用しておらず、ほとんどチームに利益を与えていないという点を見逃せなかったという。そこで開発陣は思い切った解決策に取り組むことを決意。Klein氏はユーザーによる環境悪化の可能性に関する指摘を認め、もしこの調整に失敗した場合はみずからに責任があると宣言。その上で、ユーザーに指摘されたとおり弾薬枯渇問題が生じた場合はゲームを元に戻すと述べた。
 

 
このほかローバ使いのユーザーからは「ブラックマーケットで何をチョイスするか意思決定する楽しみがなくなるのでは」との指摘も寄せられたが、こちらに関しては依然として装備品や回復などの選択がプレイヤーを悩ませるはずだとKlein氏が返答している。運営陣としては大きなギャンブルともいえそうな今回のローバ強化だが、実際のところはシーズン7が開幕しないと可能性は未知数だ。コミュニティではすでに、通常武器として復帰するR99の弾もちをカバーする使い方や、コースティック ・ワットソンなど篭城系キャラクターとの相性に期待する声も高まっている。今度こそ華麗なる女傑が活躍を見せることができるか、注目が集まるところだ。

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