『Hyper Scape(ハイパースケープ )』のシーズン2「余波」が、10月6日に開幕した。シーズン1終盤で実施されたスペシャルイベント「プロジェクトタワー」によって、一時的なブラックアウトを経験した仮想都市ネオ・エルカディア。サーバーは復旧したものの、ブラックアウト時にログインしていたユーザーたちが昏睡状態に陥るという大事故を起こしてしまった。運営元のPRISMAディメンションズは一体なぜ、システムを強制シャットダウンしたのか。何を隠そうとしたのか。以下のトレイラーでは、兄が事故に巻き込まれてしまったアマンディーヌと、ジャーナリストのナハリが真実に迫ろうと協力する様子が描かれている。
シーズン2の変更内容としては、ブラックアウトを踏まえたマップの更新、新武器アトラックス(粘着爆弾ランチャー)の追加、ランキングシステムやデイリーギフトの導入、オートダッシュ機能や新コントローラーレイアウトの実装などが挙げられる。新しいゲームイベントとしては無限スライドが登場。その名のとおり、50秒間のイベント時間中、ほぼ無限にスライディングし続けられる。
シーズン2の途中で登場する期間限定ハック「プラットフォーム」は、水平な足場を出現させて戦いの幅を広げるもの。今後開催が予定されている期間限定モード「地面は溶岩」にて重宝しそうだ。サウンド関連の不具合により一時削除されていたハック「マグネット」は、不具合の修正にあわせて復活を遂げることに。武器関連の調整としては、これまでスナイパーライフルにのみ適用されていたダメージ減衰効果が、全武器に適用された(ダメージ減衰が始まる距離は武器によって異なる)。ドラゴンフライ、ハーピー、ヘックスファイア、リッパー、ライアット・ワンに関しては、ADS時のエイムアシストが強化(PCとコンソール両方が対象)。腰撃ちとの差が明確になった。
またプレイヤーベースを分割しすぎないよう、ゲームモードの選択肢が絞られており、現在はソロモードがプレイリストから削除されている。選択できるのはランキングシステムが適用されるスクワッドと、週次で更新される期間限定モードの2つのみ。シーズン開幕時点で遊べる期間限定モードはファクション戦。4つのファクションに分かれて戦うチーム戦だ。ソロモードは今後、期間限定モードのひとつとして遊べるようになる。同作はプレイ人口の減少に悩まされており(関連記事)、ゲームモードの削減というのは、マッチング環境を維持する上でもやむを得ない措置だったのだろう。そのほかのアップデート内容は、こちらのパッチノートより確認可能。
新しいバトルパスでアンロックできる報酬には、「アサシン(ブレード)」なる『アサシン クリード』コラボチャンピオンが含まれている。『Hyper Scape』と『アサシン クリード』シリーズはつながっているのではないかと、かねてから疑われていた(PowerUp!)。この新チャンピオンが本物のアサシンかどうかは現状不明であるが、今回のアップデートにより、両作がつながっている可能性は高くなったのではないだろうか。なお同じく10月6日には、Ubisoft開発の『ウォッチドッグス レギオン』シーズンパスに『アサシン クリード』のクロスオーバーキャラクターが登場することが判明している(関連記事)。
『Hyper Scape』シーズン2のロードマップも公開されており、ローテーション制で期間限定モードが続々と登場する予定。「地面は溶岩(Floor is lava)」「クラウンラッシュ・デュオ」「ターボモード」、さらには条件付きのリスポーン制度を加えた「クラウンラッシュ・ソロ」が遊べるようになるほか、10月20日~11月3日にかけてはハロウィンイベントが開催される。
シーズン2が開幕したバトルロイヤルFPS『Hyper Scape』は、基本プレイ無料タイトルとしてPC/PS4/Xbox One向けに配信中だ。