“数日限定無料配布”された『Graveyard Keeper』販売元、「配布期間中に約4000万円稼いだ」と報告。無料なのに儲かるスキーム
無料配布期間中に、25万ドル(約4000万円)の収益を記録したという。

パブリッシャーのtinyBuildは4月10日から本日4月14日2時にかけて、『Graveyard Keeper』の無料配布を実施した。この間本作のPC(Steam)版では、約25万ドル(約4000万円)の収益を記録したという。同社CEOのAlex Nichiporchik氏が報告している。
本作は、中世の世界を舞台にした墓地管理シミュレーションゲームだ。プレイヤーは墓守として墓地を管理しながら、資源を集めてアイテムをクラフトするほか、預かった遺体を商売に使うなど倫理観低めのダークなビジネスを展開させる。

『Graveyard Keeper』は2018年にPC向けにリリースされ、その後コンソールやモバイル向けにも展開。そして今回、PC(Steam)/PS4/Xbox One版の無料配布が4日間の期間限定で実施された。ちょうど続編『Graveyard Keeper 2』が発表されたタイミングであり(関連記事)、新作のプロモーションとしておこなわれたのだろう。
この無料配布を受けて、本作のPC(Steam)版の同時接続プレイヤー数は、ピーク時に約4万6000人を記録。従来の最高記録の2倍以上に達する盛況となった(SteamDB)。また販売元tinyBuildのCEO Alex Nichiporchik氏によると、無料配布後には続編『Graveyard Keeper 2』のウィッシュリスト登録者数も急増し、4月13日時点で40万件になったそうだ。
本作は、発売直後にはゲームバランス面などで賛否を受けたものの、その後改善が重ねられた。本稿執筆時点では、Steamのユーザーレビューにて約3万8000件のうち86%が好評とする「非常に好評」ステータスとなるなど、高く評価されている。今回の無料配布を通じて好感触を得た新規ユーザーが、続編にも期待しウィッシュリスト登録をする流れとなったのだろう。
またNichiporchik氏は、本作の無料配布後には、DLCの販売により約25万ドル(約4000万円)の収益を得たことも明らかにしている。本作には、ゲームプレイやコンテンツを拡張するDLCが複数配信されており、多くの新規ユーザーが買い求めたものと見られる。ゲーム本編の無料配布開始にあわせて、各DLCでは80%オフセールが実施されており、お買い得だったこともユーザーの背中を押したことだろう。
Nichiporchik氏は、ゲームを無料配布することにどんな価値があるのかとよく問われるとし、そのゲーム向けにDLCをたくさん配信しているなら理にかなった施策だと説明している。実際多くの収益を得ており、狙いどおりだったということなのだろう。なお、約25万ドルというのは現時点で把握しているPC(Steam)版のみの数字とのことで、コンソール版を含めればさらに大きな収益となっていそうだ。
『Graveyard Keeper』は、PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One/iOS/Android向けに配信中。一部プラットフォームでは、ゲーム本編およびDLCのセールが現在実施中である。
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