『ドラゴンボール ファイターズ』にて“キレ落ち”ユーザー対策実施。故意切断が続けば永久BANの可能性も


バンダイナムコエンターテインメントおよびアークシステムワークスは8月31日、対戦格闘ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ』にて、故意にオンラインマッチを切断するユーザーをBANする可能性があると発表した。

発表によると、「オンラインマッチにおいてインターネット通信を故意に切断しているプレイヤーに対して、定期的に、一定期間(一週間程度)オンラインロビーへの接続制限を実施」するという。BANされたプレイヤーでもオフラインでゲームを遊ぶことは可能とのこと。しかし続く記載によれば「(故意の切断)を繰り返し行っていると確認した場合は、永続的に接続を制限する、といった対応を実施する場合」もあると伝えている。意図的に対戦を切断する悪質プレイヤーは永久BANを食らう可能性があるということだ。海外掲示板Redditの『ドラゴンボール ファイターズ』板では、今回の判断についておおむね歓迎する意見が多い。

対戦が劣勢になると憤慨してマッチを切断してしまう、いわゆる「キレ落ち」プレイヤーは多くのオンラインマルチゲームの悩みの種だ。その対策には各作品がさまざまな手を講じている。2D対戦格闘『Killer Instinct』では、切断率が15%を超えたプレイヤーを牢獄(Jail)送りにするシステムを実装。24時間、牢獄内のプレイヤー同士でしか対戦できないというペナルティを実装した。また『ストリートファイターV』では頻繁に切断するプレイヤーに特殊なバッジが表示されるほか、リーグポイント喪失やオンラインマッチの出禁といった制限が課されている。変わり種としては『Mortal Kombat X』で、相手が回線を切断した瞬間キャラクターの頭が爆散。「QUITALITY」という新たなフィニッシャーとして演出に取り入れてしまった。

本作における対応が今後健全な対戦環境を構築していけるか、注意して見守りたいところだ。『ドラゴンボール ファイターズ』はPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けに発売中。Steam版は国内未発売であるため注意が必要だ。