Nintendo Switchを特許侵害と訴えていたゲーム周辺機器メーカー、任天堂の反論に対応せぬまま敗北

Nintendo Switchを巡ってアメリカのゲーム周辺機器メーカーGameviceが、任天堂に対し特許権の侵害を訴えていた問題について、米国特許商標庁・特許公判審判部が訴えは無効であるとの判断を下していたことが明らかになった。海外メディアVGCなどが報じている。

Gamevice(旧Wikipad)は、スマートフォンやタブレットと組み合わせて使用するゲームコントローラーを手がけるメーカー。製品は、左右に分割されたコントローラーでスマホを挟み込むようなスタイルが特徴である。

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Gameviceは、2015年に取得した特許「Combination computing device and game controller with flexible bridge section」をもとに、Nintendo Switchが発売された2017年に任天堂および米国任天堂を相手取り米国連邦地方裁判所にて提訴。Joy-Conの仕組みは、この特許を侵害しているという主張だった。ただ、本訴訟については自ら訴えを取り下げており、その後2018年になって米国際貿易委員会(ITC)に戦いの場所を移す。こちらでは知的財産権侵害を訴え、Nintendo Switchを米国への輸入品として、関税法を根拠に輸入差し止めなどを求めていた。

結果的に、ITCは調査をおこなったうえで訴えを退けており、これを不服としたGameviceが特許公判審判部(PTAB)に上訴した結果が、今回下されたという流れである。Gameviceの主張に対し、任天堂は特許性がないと主張していたとのこと。しかし、Gameviceはそれに異議を唱えることもなく、また特許性を示すさらなる論拠や証拠を示すこともしなかったとして、PTABはGameviceの訴えは無効であるとの判断を下した。

ITCへの訴えは、輸入品による不公正な行為から米国内産業を守るための関税法337条を根拠にしており、国内企業にとっては比較的有利な評決を得やすいとされる。裁判に訴えることを諦め、ITCでも敗北したことで、Gameviceとしては勝ち目は薄いと感じていたのかもしれない。

なお、Nintendo Switchを巡る任天堂に対する一連の訴えについて、Gameviceはこれまで公には反応を示していない。同社の最近の動向としては、Razerとコラボレーションした「Kishi」を今年1月のCESにて発表。コントローラーでスマホを挟み込むおなじみのスタイルとなっている。

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