『Battlefield V』近接戦闘をテーマにした「5対5モード」が開発中止。ファンの求めるコンテンツ開発やクオリティ向上に注力

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Battlefield V』を手がけるEA DICEのシニアプロデューサーRyan McArthur氏は8月23日、本作の現状と今後について報告し、その中で「5対5モード」を開発中止したことを明らかにした。

5対5モードは、専用にデザインされた「Provence」と「Lufoten Islands」というふたつのコンパクトなマップでの、近接戦闘をテーマにしたゲームモード。コミュニティからの要望が高かった市街戦を楽しめるモードとして、「チャプター4:逆境を超えて」の中でこの8月に追加される予定だった。しかし、6月のE3に合わせて開催されたイベントEA PLAYでの情報公開を予告するも結局おこなわれず、正式なゲームモード名や詳細が明かされないまま現在にまで至っていた。

Provence

Ryan McArthur氏は、本作のゲーム体験のクオリティ向上や、コミュニティが求めるコンテンツを追加していくことにさらに注力していく中で、この5対5モードの追加という当初計画を取り下げることになったと説明。チームにとって開発中止は難しい判断だったが、バグ修正やコンテンツを仕上げることをさらに迅速化することは極めて重要だったとしている。一方で、本作の対戦シーンへのサポートは継続する意向で、コミュニティとより緊密にやり取りしながら、新たなコンテンツや既存モードの新たな楽しみ方を提供していくとのこと。

なお、ProvenceとLufoten Islandsについては、引き続き歩兵専用の近接戦闘マップとして開発が続けられている。Provenceは、枢軸軍の占領下にある1943年のフランスを舞台にする、細い石畳の通りがある田舎町で、スクワッドコンクエストとチームデスマッチをプレイ可能。一方のLufoten Islandsは、軍事上の要衝であった1941年のロフォーテン諸島。こちらでは、たとえばチームデスマッチでは集落の島、スクワッドコンクエストでは魚油工場のある島といったように、モードによって別の島が舞台となる。

Islands

これらのコンパクトなマップは、次回のアップデート4.4にて追加するとのこと。また、ランク上限の50から500への引き上げや、バグ修正なども同時におこなわれる。なお、安定性の問題によりプレイできるゲームモードが限定された状態にある「Al Sundan」マップの修正については、現時点では来月に予定しているアップデート4.6でおこなう計画だそうだ。このアップデートでは、「Operation Métro」マップを再構築した「Operation Underground」マップも追加予定となっている。

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