『Kerbal Space Program 2』はEpic Gamesストア独占ではないと強調。デベロッパーの変更などについても説明


開発スタジオSquadのCommunity Managerを務めるPulsarPixie氏は、『Kerbal Space Program』フォーラムにて、新作『Kerbal Space Program 2』に関するファンの頻出質問に回答した。開発スタジオの変更や発売プラットフォームなど、ファンにとって気になる要素について答えている。

まず『Kerbal Space Program 2』はPC/PS4/Xbox One向けに2020年に発売される。コンソール版はPC版の販売後にリリースされるという。価格は59.99ドル。MacとLinuxについての対応告知はないが、より多くのプレイヤーにゲームを届けたいとコメント。また『Kerbal Space Program 2』の発売元が、Epic Gamesストアの時限独占展開を続けるPrivate Divisionであるということで、Steamでの発売を不安視する声もあったが、同作はSteamおよび他のデジタルストアでローンチ時から発売されるとのこと。Epic Gamesストアの独占販売かという質問についても、明確に否定している。発表時からSteamでのリリースは告知されていたが、改めて強調されている。

開発スタジオがSquad からStar Theoryに変更された点についても言及されている。Squadは現存する『Kerbal Space Program』のゲームをサポートし、さらに追加コンテンツを開発しているという。そうした事情もあり、新作についてはStar Theoryが携わるそうだ。ただし、次回作をよりよきものにできるように、Squadのメンバーの数名はStar Theoryをサポートするとのこと。Star Theoryについては、コミュニティに喜んでもらえるような新作を設計できるデベロッパーだとも自信を見せている。

Star Theoryは、ゲーム開発の経験がありながら、『Kerbal Space Program』のファンでもあり、スタジオの複数名が2000時間以上ゲームを遊んだそうだ。また主要エンジニアについては、宇宙産業についてノウハウがあるとのこと。ゲーム開発の経験とファンからの目線、そして宇宙への知識。こうした要素の組み合わせにより新作を素晴らしいものにしたいとも語る。具体的な開発経験も明かされている。スタジオの前身はUber Entertainmentとなっており、『Planetary Annihilation』『Monday Night Combat』といったタイトルやVRの開発経験があるという。またUnityにも強みがあるとも紹介されている。

さらに、ルートボックスや少額課金についても導入を否定している。前作からあまり縁のない両要素は次回作でも導入されない。噂などをされる前に否定しようとする意図があるのだろう。なお、新作にて追加される要素については発表時の記事やフォーラムの該当部分を参照してほしい。

熱心なファン開発者が携わる『Kerbal Space Program 2』は、2020年にPC/PS4/Xbox One向けに発売予定だ。