『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』マルチプレイの詳細情報ひとまとめ。シーズンパスを廃止し追加コンテンツは無料配信へ

 

Activisionは8月2日、傘下のInfinity Wardが手がける『Call of Duty: Modern Warfare(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア)』のマルチプレイの詳細を公開した。本作では新たなゲームエンジンが採用されており、それにより実現したフォトリアリスティックな描写はマルチプレイモードにも活かされている。開発には、Beenox・High-Moon Studios・Raven Softwareも協力しているとのこと。

まず本作ではシーズンパスを廃止し、マップなどのコンテンツは無料で追加していくことが明らかにされた。シーズンパス制の場合、購入の有無でプレイヤーベースが分断されるという問題があり、これに対処したとのこと。また、本作はPC/PlayStation 4/Xbox One向けに発売予定で、クロスプラットフォームプレイに対応するため、すべてのプレイヤーが同じコンテンツを一緒にプレイできる。

ゲームモードについては、小規模マップにて2対2で戦うGunfightがこれまでに発表済み。このほか、司令部の設置とその攻防をおこなうHeadquartersや、複数あるエリアの占拠を目指すDomination、そしてTeam Deathmatchといった従来のモードも用意される。大規模対戦を楽しめるGround Warもふたたび登場し、今回は最大100人以上のプレイヤーをサポートするという。そして新モードのCyber Attackでは、爆弾を入手して敵陣地のデータセンターの爆破を目指す。リスポーンは不可だが、チームメイトによる蘇生は可能だ。

ゲームモードにより2対2から6対6、10対10、20対20といった対戦人数をサポートし、マップはこれに合わせてデザインしているという。また、ハードコアゲームモードのいくつかのマップには昼と夜のふたつのバージョンが用意され、夜間の場合はナイトビジョンを装備して戦う必要があるという。さらに、マップ内の建物のドアは開け閉めが可能であったり、ダッシュ中にさらにダッシュ操作をすると、銃を掲げさらに早く走れるといった新要素も披露された。なお体力の回復は、今回は自動回復制を採用している。

本作では、近年のシリーズ作が採用していたスコアストリークではなく、キルストリークに回帰する。今回、その報酬内容が明らかになった。まず3キルではPersonal Radar、4キルするとCounter UAV・UAV・Care Packageがアンロックされる。本作ではミニマップを撤廃しており、キルストリーク報酬でのみ表示可能だ。

そして5キルではCluster Strikes・Precision Airstrike、7キルではWheelson・Infantry Assault Vehicle、8キルならEmergency Airdrop・VTOL Jet、10キルではChopper Gunner・White Phosphorusといった航空支援やビークルの提供を受けられる。続いて11キルではSupport Helo、12キルだとGunship・Advanced UAV、そして15キルするとJuggernautを入手できる。ちなみに、今回公開されたトレイラーからは戦術核を使用できることもうかがえるが、こちらはキルストリークメニューでは確認できなかった。

プレイヤーは、プライマリ・セカンダリ武器とPerk、リーサル・タクティカル装備の組み合わせをロードアウトとして複数保存しておける。そしてその装備選択メニューでは、銃器をカスタマイズするGunsmithが利用可能だ。Gunsmithでは、Muzzle・Barrel・Underbarrel・Lasers・Optic・Magazine・Stock・Rear Gripの8項目のカスタマイズ項目があり、Perkを含め銃器ひとつあたり5つまでカスタマイズ可能。

たとえば、Muzzle(銃口)用にはサプレッサーやマズルブレーキなど複数のパーツが用意されており、それぞれ利点と欠点が明記される。そして、銃には命中精度やダメージ量、射程、連射性能などのステータスがあり、そのパーツを装着した場合、各ステータスがどのように増減するかを確認できるようになっている。

また3種類装備できるPerkには、死んだプレイヤーから弾薬を入手できるScavenger、敵のUAVやドローンなどによる位置検出を避けるGhost、プライマリ武器をふたつ装備できるOverkill、武器の持ち替えやロケットランチャーのリロードが速くなるAmped、敵の爆破ダメージからの自動回復を遅らせるShrapnelなどが確認できる。

今回のマルチプレイ発表イベントでは、著名配信者を招いてのゲームプレイもたっぷり紹介されたため、その様子は上の映像にて確認してほしい。また日本時間9月13日からは、本作の予約購入者を対象にPS4先行でオープンベータテストを実施することも決定しており、こちらでもクロスプレイをサポートするとのこと。

『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』は、PC/PlayStation 4/Xbox One向けに10月25日発売予定だ。