『モンスターハンター フロンティアZ』今年12月にサービス終了へ。『モンハン2』ベース仕様の制約と戦った12年間

カプコンオンラインゲームズは6月19日、『モンスターハンター フロンティアZ』のサービスを、2019年12月18日をもって終了すると発表した。サービス終了までの期間、ゲーム内イベントの更新は引き続き実施する予定だという。サービス終了の具体的な日時は、2019年12月18日10時。終了の理由としては「今後もお客様にご満足いただけるサービスを継続して提供することが困難であるという結論に至りましたため、サービスを終了する運びとなりました。」と記されている。

スポンサーリンク

スケジュールとしては、同年12月11日に消費型利用権の販売が終了。同月18日にサービスが終了し、19日の14時より未使用残高の払戻し受付開始。払戻し申出は、2020年3月31日14時で終了となる。継続型利用権の「ハンターライフ継続コース」および「エクストラ継続コース」については、2019年9月4日10時をもって販売終了となる。利用クーポン引換券・利用クーポンについては2019年11月13日10時に終了。期間型利用権については、各種最大日数の変更と販売終了がアナウンス。一方で、ハンターライフコースおよびエクストラコースの販売終了にともない、11月13日メンテナンス終了時から12月18日のサービス終了まで、両コースの無料開放が実施される。細かなサービス内容の確認については、公式ページを参照してほしい。

『モンスターハンター フロンティアZ』のプロデューサーを務める宮下輝樹氏自身も、サービス終了理由について説明し、サービスを支えてきたプレイヤーへの感謝の想いを綴っている。アシスタントプロデューサーの砂野元気氏もまた同様に、感謝と無念の気持ちを吐露している。(以下、抜粋)

宮下氏:
(サービス終了について)さまざまな事情があった上での判断となりましたが、主な理由は、12年間というサービス開始時には想像もつかないほどの非常に長い期間、『モンスターハンター2(ドス)』(PS2)をベースとした仕組みの上で開発を続ける中、様々な制約が生じてきたことにあります。これまでもそれを乗り越えるべく、ハンターの皆様のご協力のもと、データベースサーバーのハードウェア交換やソフトウェアアップデートなど数々の手を尽くしてまいりましたが、今回、今後も長期にわたりご満足いただけるサービスの提供が難しいという結論に至りました。

今もなお多くのハンターの皆様にプレイいただいている中、このようなご案内になりましたことは、とても心苦しく受け止めています。(中略)『モンスターハンター』として新しいモンスターや武具の追加、「オンラインゲーム」として猟団などのコミュニティ要素や、やり込み要素の追加を12年間続けてこられたのは、『MHF』を熱く支えてくださった多くの皆様がいらっしゃったからです。全てのハンターの皆様および関係者の皆様に、心から深く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

砂野氏:
サービス終了という判断に至るまで、本当に多くの議論を重ねました。これまでもハンターの皆様のご協力いただきながら、ハード面・ソフト面の両面から、長くサービスを続けるための対策を講じてきましたが、宮下からの説明にあります通り、12年前から連綿と続く現在の開発環境においては、今後も長期にわたってハンターの皆様にご満足いただけるサービスを提供することが難しいという結論に至りました。

『モンスターハンター フロンティアZ』は、『モンスターハンター フロンティア オンライン』として始まったMO型のハンティングアクション。『モンスターハンター2(ドス)』をベースとし、Windows向けタイトルとしてスタート。ライブサービス型のゲームとして運用が続き、オリジナルの武器やモンスターなどが実装され、コンソール向けの『モンハン』とはまた異なる独自の進化を遂げてきた。2007年5月に正式運用され、2013年7月の大型アップデートにともない『モンスターハンター フロンティアG』へと改題。2016年11月のアップデートにより、現在の名称となる『モンスターハンターフロンティアZ』へと変更された。プラットフォームもWindowsだけでなく、多岐にわたり展開されてきた。12年にもわたり続けられてきたが、この度サービス終了となる。

今世代向けの大型タイトルとして発売された『モンスターハンター:ワールド』は、部分的にライブサービス型タイトルとして運用されており、別路線とはいえど『モンスターハンター フロンティア』シリーズのノウハウは受け継がれているだろう。『モンスターハンター:ワールド』の大型DLC「アイスボーン」発売日の約3か月後である12月18日に『モンスターハンター フロンティアZ』は終了する。残された時間の中で、その世界を堪能しておくといいかもしれない。

ニュース

Indie Pick

インタビュー

レビュー・インプレ

Devlog