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任天堂海外公式Xの新作紹介、明らかにポケモンじゃないのに「X自動翻訳」が“ポケモン扱い”。アバウトすぎXのAI珍訳
Xの自動翻訳機能による“誤訳”が注目を集めている。

パブリッシャーのTeam17は5月27日、Beehive Studiosが手がける『LumenTale:追憶の軌跡』(以下、LumenTale)を発売した。本作のリリースを告知する任天堂のドイツ公式Xアカウントの投稿について、Xの自動翻訳機能による“誤訳”が注目を集めている。
『LumenTale』はモンスターを収集して戦うRPGだ。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)で、日本語表示にも対応している。「アニモン」と呼ばれる不思議な生き物が存在する世界で、プレイヤーは主人公トレイとなり失われた記憶を探す旅へと踏み出す。
本作には13種類のいずれかのタイプをもった約140種類のアニモンが登場。ドット絵で描かれた2.5Dのフィールド上でのシンボルエンカウント方式を採用しており、野生のアニモンや他のプレイヤーとターン制の戦闘に挑むことができる。また戦闘とは別に、ヨーヨー型の捕獲装置「ホロケン」をぶつければ捕獲フェイズへと移行。ミニゲームを経て捕獲に成功すると、アニモンは「アニスペース」と呼ばれる空間へと送られる。

イタリアのデベロッパーBeehive Studiosが手がける本作は、2022年10月に正式発表され、翌年にはKickstarterキャンペーンを実施。目標金額の約2倍となる16万948ユーロ(約3000万円)の調達に成功している。その後デモ版などでも注目度を高め、このたびリリースを迎えた(関連記事)。
そんな『LumenTale』について、任天堂のドイツ公式Xアカウントは発売当日、Nintendo Switch向けに発売されたことを告知。ポストには「Fange Animon, trainiere sie und übertrumpfe deine Gegner mit cleveren Strategien!」とあり、日本語では「アニモンを捕まえて育成し、巧みな戦略でライバルを打ち負かそう!」といった内容だ。しかし、Xの自動翻訳により、「Animon」が「ポケモン」として訳されてしまっているのだ。なお言語を英語に設定した場合、「Animon」としてそのまま表示されており、日本語に翻訳したときにだけ起こっている現象のようだ。


XにはGrokを利用した翻訳機能が実装されており、最近では自動的に多言語のポストがユーザーの設定言語に翻訳された状態でタイムラインに表示されるようになっている。スラングなども器用に訳出する様子が一定の評価を受けているGrokだが、今回のように本来の投稿の内容とは異なるかたちで情報が伝わってしまうケースも多々存在。なお以前には『Fate/Grand Order』の公式アカウントが『魔法使いの夜(英題:the Witch on the Holy Night)』とのコラボについての投稿をXでおこなった際に、「魔法少女まどか☆マギカ」とのコラボであると誤って翻訳され、国内ユーザーの混乱を招いたこともあった(弊誌英語版関連記事)。なお現在は『魔法使いの夜』として翻訳されている。

『LumenTale』はもちろん『ポケットモンスター』シリーズとは無関係だが、本作を手がけるBeehive Studiosは、過去に無料配布の『ポケモン』ファンゲーム『Xenoverse: Per Aspera Ad Astra』を手がけたクリエイターによるスタジオ。世界設定などからして、『ポケモン』作品から着想を得た部分は多いとみられる。とはいえXの誤訳により、任天堂の公式アカウントが本作に登場するキャラクターをポケモンと呼んでいると誤解されるような珍妙な状況になってしまっているわけだ。
言語の壁を超えたコミュニケーションを可能としているXの自動翻訳機能だが、誤って情報が伝わるリスクも見てとれる。現状ではポストを投稿する側が翻訳の有無を制御できない状態であり、システムの改善も求められるところだ。
『LumenTale:追憶の軌跡』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに配信中。
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