キュートなロボットが戦うターン制アリーナバトル『Clatter』Steamにて発売。『Garry’s Mod』『Rust』の開発元が手がける

 

イギリスのインディースタジオFacepunch Studiosは12月11日、ターン制ストラテジーゲーム『Clatter』をSteamにて発売した。価格は1010円で、12月18日までは20パーセントオフの808円で購入可能。

『Clatter』は、キュートなロボットのユニット8体のチームを編成し、キューブ状の観客が見守るアリーナ内でバトルをおこなうターン制ストラテジーゲームだ。ユニットの種類は、Shooter・Mortar・Rammer・Igniter・Launcher・Grabber・Healer・Charger・Flipper・Booster・Burnerの11タイプ。それぞれ体力・攻撃力・移動可能マス数のステータスが異なるほか、もちろん独自のアビリティを持っている。たとえばShooterは、個別の敵に対して高威力の攻撃が可能で、比較的射程も長い。Mortarは遠距離に十字形に範囲攻撃が可能だが、逆に近接する敵が射程外となる。Healerは体力も攻撃力も低いが、文字どおり味方の回復役である。ちなみに、本作ではフレンドリファイアが有効となっている。

試合は、移動や攻撃など3アクションごとに相手とターンを交代する(試合開始時は1アクションで交代し、段階的に増えていく)。この限られたアクションの中では、味方ユニット同士の連携も重要になり、たとえばGrabberの能力を使い敵ユニットを掴んで引っ張ってきて、射程に入ったその敵を別のユニットが次のアクションで攻撃するといったことが可能だ。また、Boosterは任意のユニットにアクション数を減らさず1回行動させられる能力を持つ。こうしたそれぞれのユニットのアビリティの組み合わせを考えながらチームを編成するのだ。チームの編成と試合開始時のフォーメーションは、マップごとにあらかじめ登録しておくことができる。また、指揮官キャラクターの見た目のカスタマイズ要素もある。

試合の舞台となるアリーナマップは、高低差を含むレイアウトの異なる10種類のマップが用意されており、中には特定の2か所間をワープできるジャンプパッドや、踏むとダメージを受けるマスがあったり、一定ターンごとに外周からマップが崩落してフィールドが狭くなっていくものもある。また、それぞれのマップはゲームモードと紐づいている。ゲームモードは、全敵ユニットの撃破を目指すデスマッチと、キャプチャーポイントを踏んで規定ポイントを先取した方が勝利となるコントロールの2種類。AI相手のシングルプレイと、オンライン対戦の両方に対応し、シングルプレイでは難易度を3段階から選択できる。

またシングルプレイモードにはキャリアモードも用意されており、プレイヤーはユニットの売買や修理、アップグレードなどのチーム運営をおこないながら、試合を重ねて下位リーグから上位リーグへの進出を目指す。一方のオンラインモードは、一定期間でローテンションする3種類のマップにて対戦可能。そのほか、ほかのプレイヤーとAI対戦でのスコアを競うデイリーチャレンジや、指定の目標達成を目指すデイリーミッションといった要素も用意されている。

ちなみに本作の開発元Facepunch Studiosは、サンドボックスツール『Garry’s Mod』やサバイバルゲーム『Rust』などを手がけたことで知られる、Garry Newman氏が設立したスタジオである。現在『Rust』のゲーム内では、今回の『Clatter』の発売を記念して、ユニットのロボットをイメージしたヘルメットが入手可能となっている。