第二次世界大戦を体験する大規模シューター『Hell Let Loose』2019年初頭に早期アクセス配信開始へ。50vs50の戦場は、連携が鍵を握る

 

パブリッシャーTeam17は11月28日、『Hell Let Loose』を2019年初頭にSteamにて早期アクセス配信開始すると発表した。『Hell Let Loose』は、以前弊誌でも紹介したリアル志向の一人称視点ミリタリーシューター。Team17によるパブリッシングが決定したことにあわせ、正式に発表された形だ。

本作は、第二次世界大戦を舞台としたFPSだ。当時の資料や航空写真、衛星写真を参考に作り上げられた実在の戦場にて、50vs50の大規模戦に参加する。50人のうちの1人として勝利を目指すことになるが、本作は単にキルデス比を競ったり装備品のアンロックを追求するだけのゲームではないという。戦場の戦略的拠点を押さえ敵軍を圧倒するためには、チームワークが求められる。勝利および生存を目指すために、連携していくことが本作の特徴であるようだ。

プレイヤーは歩兵、偵察、装甲部隊タイプなどからプレイ可能な13種類のクラスを選び、それぞれの役割に沿って行動する。士官としてスポーン地点を作成したり、偵察兵として要注意人物を抹殺したり、砲兵隊員として制圧射撃を進めたり、医師として負傷した兵士を治療したり。さまざまな方法で、戦局を有利にもたらすのだ。戦場全体は複数の占領可能エリアに分かれており、平地、橋、森林、市街地などからひとつを占領すると、リソースが生成可能。有限のリソースを用いれば、リスポーン、軍需物資による砲撃・機銃掃射・爆撃の使用、燃料による各種車両の呼び出しなどが可能。銃撃だけでなく、防衛や拠点制圧を意識した戦術も非常に重要になってくるようだ。

またUnreal Engine 4で描かれる戦場描写にも自信を見せている。前述したように衛星写真や当時の資料をもとに当時の戦場を描くことに注力しているほか、車両や武器や制服もまた忠実に再現しているという。武器の挙動や特性についても、当時の性能に基づいて作られているとのこと。武器や乗り物の種類は20種類以上に及ぶようだ。最初の舞台となる場所は、1944年のノルマンディー上陸作戦におけるフランス北部のサント=マリー=デュ=モンになるとのこと。

『Hell Let Loose』は、早期アクセス配信という形で発売し、ユーザーのフィードバックを募りながら、バランス調整やコンテンツ追加を進めていくとのこと。Steamストアに日本語対応表記はないが、ストア説明が日本で記述されているため、いずれかのタイミングでの日本語対応に期待したいところだ。

『Hell Let Loose』は、2019年初頭にSteamにて早期アクセス配信開始予定だ。