『スマブラ SP』ディレクター桜井氏が「DLCファイターはもう決まっているので、要望を求めるリプライは控えてほしい」と海外ユーザーに呼びかけ

 

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(以下、スマブラ SP)』のディレクターである桜井政博氏は本日11月7日、Twitter上にて海外ユーザー向けに声明を出した。端的にいえば、参戦要望を求めるリプライを控えるよう求めている。

『スマブラ SP』は、任天堂タイトルを筆頭としたさまざまな作品のキャラクターが集まり戦うオールスター対戦ゲーム。錚々たる顔ぶれが集うドリームタイトルということもあり、ユーザーからの「自分のお気に入りのキャラクターの参戦を検討してくれ」というリクエストの声が絶えない。弊誌でもワルイージのファイターとしての参戦要望が過激化していることを報じてきたが、同キャラクターに限らず、参戦を求める署名がおこなわれたり、キャンペーンが実施されている。その活動に対するディレクターによる答えが寄せられた。

「『スマブラSP』ではDLCを作りますが、その内訳はすでに確定しています。今回は任天堂が全てラインナップを決めてきており、私はそれを作れるかどうかを判断し、企画しています」

氏が日本語で説明しているように、DLCの参戦ファイターはすでに決まっており、その選定は任天堂に委ねられていることになる。日本語のツイートはここで終わりなのだが、海外向けにはもう少し踏み込んだ話をしている。

「お気に入りのキャラクターが乱闘に参加することを夢見ていただくのは素敵なことで、その情熱にはとても感謝しております。ただ、ツイートにリプライする際には、そのツイートの内容から逸れないようにしていただけると助かります。私達やほかのユーザーに大量の要望を届けるのは控えてください。私達は特別にフィードバックを求めているというわけではないのです。」

参戦の要望をめぐっては、さまざまな活動がおこなわれていると前述したが、その声を伝えるには桜井氏のTwitterにリプライを送るのがてっとり早いと考えられているようだ。Twitterにて@Sora_Sakuraiで検索すると、主に海外ユーザーが、英語にて桜井氏に毎時間“ダイレクトアタック”している様子が確認できる。『スマブラ SP』ではDLCによって最低5体のキャラクターが、さらに参戦することが確定している。そのDLCの席を獲得すべく、ダイレクトアタックは過熱していたのかもしれない。「ワルイージ参戦」を求めるキャンペーンについても、桜井氏やニンテンドー・オブ・アメリカのアカウントにメンションする巻き込みリプライが目立っていた。その行動を控えるように直接呼びかけた形だ。

桜井氏がこうした活動の自粛を呼びかけるのは、珍しい例であるといえる。『スマブラ』シリーズにおいては参戦キャラクターの要望を集めるためのアンケートなどを実施していたこともあったが、そうしたフィードバックは今は求められていないのだろう。すでに参戦ファイターは決まっており、今後はそのファイターの開発が進められていくことになりそうだ。

『スマブラ SP』は12月7日に発売予定。早期購入特典として、ファイター「パックンフラワー」が用意されている。