泥道や沼をトラックで運転する『MudRunner 2』発表。悪路にハマりながら進む過酷なドライブ再び

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フランスのパブリッシャーFocus Home Interactive(以下、Focus)は8月21日、『MudRunner 2』を発表した。対応プラットフォームはPCおよびコンソールで、発売時期は2019年を予定している。

本作の元となる『Spintires』シリーズは、悪路をひた走るドライブゲームだ。開発者Pavel Zagrebelnyj氏が制作を担当し、イギリスのパブリッシャーOovee Game Studios(以下、Oovee)より発売された。ロシアの辺境でトラックに乗り、泥道や沼にはまりながら丸太を運ぶという独自のゲーム性が人気を呼んだ。

前作『Spintires: MudRunner』のPS4版はオーイズミ・アミュージオから国内向けに発売されている

しかし、のちにPavel氏とOoveeの確執が発覚し、関係は泥沼に。一時は、販売の停止にまで発展していた。そのまま音沙汰のないまま、完全版『Spintires: MudRunner』が発表された。販売元はFocusで、開発元はSaber Interactive。販売元・開発元が異なる完全版が発表される異例のケースが話題を呼んだ。実はPavel氏は、Saber Interactiveにリードデザイナーとして入社していた。開発体制は大きく変更されたが開発のコアチームは続投する形で、完全版『Spintires: MudRunner』が発売されたのだ。この『Spintires: MudRunner』で成功を収めたことが、次回作の発表につながったようだ。

続編でも、険しい地形を乗り物で突き進むゲーム性は健在。荒々しい物理演算、リアルな運転メカニック、険しい環境やサンドボックスのゲームプレイはそのままに、多くの新要素と改善をもたらしているとのこと。Ooveeは現在でも『Spintires』の権利を握っていると噂されている。『Spintires 2』ではなく『MudRunner 2』と名付けられた続編が、完全版発売から1年経たず急いで発表されたことから、何やら大人の事情が絡んでいそうだ。今年3月にFocusのフォーラムでPavel氏が投稿している姿が確認できることもあり、おそらく最新作にもPavel氏は携わっているだろう。

『MudRunner 2』はPCおよびコンソール向けに発売予定。前作である『Spintires: MudRunner』のNintendo Switch版が11月に発売予定であることから、続編の対応プラットフォームも、PC/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switchになると考えてよさそうだ。なお、『Spintires: MudRunner』のアップデートは続けられていくとのこと。年内には同作向けDLC「the American Wild expansion」がリリースされる予定だ。

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