『モンスターハンター:ワールド』Steam版は8月10日発売へ。日本からも購入可能、マッチングはSteam版同士のみ

カプコンは本日7月10日、Steam版『モンスターハンター:ワールド』を8月10日に発売すると発表した。国内からも購入可能で、日本語にも対応している。Steam版『モンスターハンター:ワールド』はゲーム内容は他機種版とほぼ同一で、クロスプレイには非対応。

カプコンは本日7月10日、Steam版『モンスターハンター:ワールド』を8月10日に発売すると発表した。価格は税込5990円。日本国内からも購入可能で、日本語にも対応している。7月10日から予約が開始され、発売日まで購入すれば、予約特典は、『モンスターハンター』第1作のデザインの防具のセットである「オリジンシリーズ」とプレイヤーの攻撃を上昇させるスキルとダメージを一定確率で軽減するスキルが獲得できる「追い風の護石」。先行のコンシューマー版の発売時と同様の特典が用意されている。

PC版特有の要素としては、グラフィックオプションのカスタマイズとマウス&キーボード対応があげられる。他作品と同様に解像度や垂直同期といった諸々のグラフィックをカスタマイズすることができ、ユーザーの環境に合わせた設定でプレイできる。解像度は4Kにも対応するようだ。なおグラフィックオプションには、「フレームレート60fps」という項目が用意されている。高解像度にて常時60fpsで動作するならば、PC版独自の強みになるかもしれない。

コントローラー操作だけでなく、マウス&キーボード操作に対応しており、どちらかを選択する形式だ。キーボードで操作時は、ファンクションキーでショートカットのパレットを切り替え、数字キーでアイテムを使用するという。スタートメニューのアイテム・装備>ショートカット登録を選択し、パレットに登録されている機能を自由に変更することができるとのこと。そのほか基本的なゲーム内容は、他機種版と同一のものとなる。マルチプレイについては、Steam版同士のみのマッチングとなり、クロスプレイには対応しないようだ。イベントなども他機種版と同様に開催されるが、他機種版とは実施スケジュールが異なるという。

『モンスターハンター:ワールド』は、2018年1月26日にPlayStation 4およびXbox One(海外向け)に発売されたシリーズ最新作。プレイヤーは調査団の一員として「新大陸」に足を踏み入れたハンターとなり、未知の大陸を探索する。今作ではエリア間の移動や各種アクションをシームレスで行えるほか、モンスターへのダメージ数値の表示化、クエストへの途中参加など、さまざまな新要素を導入。グローバルリリースを成功させており、2018年4月には全世界800万本出荷を突破している。

かねてから『モンスターハンター:ワールド』はSteam版を発売すると発表しており、当初は秋発売になると告知していた。夏真っ盛りの8月10日にリリースされるというスケジュールは、繰り上げでの発売となる。Steam版の独自の要素はほとんどないが、定価は3000円近くコンソール版から引き下げられており、いくらか購入しやすくなっている。また60fps対応も含め、グラフィックオプションでは設定によっては、コンソール版よりリッチな表現が楽しめるだろう。

また前述したようにクロスプレイには対応していないので、Steam版同士のプレイヤーで狩りを楽しむことになるだろう。海外では、ベテランが初心者を指導するというファンが主催するプログラム「Adopt-a-Hunter」がSteam版の発売に合わせて開始される予定(関連記事)。Steam版からデビューする新米ハンターは、こうしたプログラムを利用してみてもいいかもしれない。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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