PS4/PS Vita向けRPG『ザンキゼロ』続報公開。廃墟を探索することで、8人の生存者らの「心のトラウマ」などが明かされる

 

スパイク・チュンソフトは本日5月28日、『ザンキゼロ』の続報を公開した。『ザンキゼロ』は『ダンガンロンパ』スタッフが手がけるサバイバルRPGだ。前回は、主人公8人の育成や成長について明かされていたが、今回公開されたのは、本作のゲームプレイのメインパートになる探索における要素だ。

『ザンキゼロ』は章ごとに構成されており、プレイヤー視点のキャラクターが変わるという。章ごとにメインとなる主人公がチェンジする形だろう。廃墟を探索する内に、過去に経験した出来事や心に負ったトラウマが明らかになっていくようだ。また廃墟には、古びたテレビが設置してあり、謎の番組「エクステンドTV」が映し出される。廃墟内に見かけた「攻略ビデオ」を再生すれば、廃墟にまつわる思い出を知って攻略に役立てることができるという。『ダンガンロンパ』シリーズでは、「動機ビデオ」と呼ばれるコロシアイのきっかけとなる厄災ともいえるビデオが存在していたが、「攻略ビデオ」も主人公のひとりである日暮ハルトが上司に指導される場面が映し出されており、なにやら不穏な内容を予感させる。

また、廃墟内は危険であふれているようだ。以前より敵として野生動物などが登場することは示唆されていたが、クリーチャと呼ばれる異形の怪物が主人公たちに襲いかかる。このクリーチャは人類の天敵であるが、一方でかつての人類のなれはてだという。かなりおぞましいビジュアルが印象的であるが、主人公たちの出自にも大きく関係してきそうだ。廃墟にはギミックが存在するようで、8人全員の生存を条件に開けられる「ザンキハッチ」、床に設置された感圧式のスイッチ、幼年期にしか通り抜けられない小さな穴など、一定の条件を満たすことで通過できる場所も多そうだ。

『ザンキゼロ』は、ノンストップ残機サバイバルRPG。主要キャラクターはクローン人間であり、キャラクターの生命活動が停止した際には、エクステンドマシンと呼ばれる機械を使用することで、新たな肉体を再生できるという設定にて展開される。本作のプロデュースは寺澤善徳氏がおこない、制作マネージャーは丸谷竜也氏、ゲームデザインは菅原隆行氏が担当する。3名ともに、『ダンガンロンパ』シリーズに携わってきた過去を持つ。開発にはスパイク・チュンソフトのほかに、『世界樹の迷宮』シリーズや『ロストヒーローズ』の制作に参加したランカースが携わる。

『ザンキゼロ』は、PlayStation 4/PlayStation Vita向けに7月5日に発売予定だ。