シンプルでリッチな縦シュー『アカとブルー』iOS/Android向けに配信開始、60fpsで動作し1000発以上の敵弾表示


株式会社タノシマスは、8月10日よりiOS/Android向けアプリ『アカとブルー』の配信を開始した。価格は税込960円。『アカとブルー』は縦型のシューティングゲームだ。同作の開発にはゲームエンジンUnityが採用されており、画面内に1000発以上の敵弾が表示され、60fpsで動作する。

『アカとブルー』の特徴はそのシンプルさだ。ゲームを開始すると、オープニング映像が流れたり、ストーリー説明が始まるといったくだりなどはなく、「アカ」もしくは「ブルー」を選び、すぐにゲーム本編が始まる。操作に使うのはふたつの指によるタップと画面のスライドで、特に複雑さはない。すぐに起動して軽く遊び、すぐに終われるというのが本作のひとつの魅力になっている。一方で、ゲームを遊んでいると感じさせるのはそのリッチさだ。背景は3Dで表現されており、ボス戦では特殊なレンダリングを使った演出も仕込まれているなど、戦いを盛り上げる。ステージ中では随所でキャラクターが喋り、プレイ中はさまざまな点で本作のリッチさを感じられるだろう。遊びやすいながらも難易度はそれなりの高さに設定されており、やりこみ要素も充実している。

開発を手がけるタノシマスは、シューティングゲームでお馴染みの株式会社ケイブで数々の作品を手がけた木村浩之氏が設立したスタジオだ。氏は弊誌のインタビューでは「お客さんに普通だなと思ってもらえるシューティングを目指しています。」と語っていた。『アカとブルー』は、お約束を押さえたシンプルなシステムと、絵作り・音作りのリッチさを融合させるなど手堅く作られている印象だ。