『メトロイド サムスリターンズ』にはamiibo限定開放の高難易度Fusionモードのほかに、ハードモードが存在する

 

来月9月の発売が迫るニンテンドー3DS向けソフト『メトロイド サムスリターンズ』は、待望の横スクロール型の『メトロイド』新作(厳密にはフルリメイク)となるが、ゲーム「外」の仕様がやや賛否を呼んでいた。その仕様とは、クリア後に遊べるフュージョンスーツを着てプレイできる高難易度Fusionモードの開放には「メトロイド」のamiiboが必須であるというもの。このamiiboをDLCとして位置付けるとして、生産の事情で品切れになる可能性もあるamiiboをDLCのツールとして選ぶことに疑問を呈されていた。

そんな『メトロイド サムスリターンズ』の仕様について、任天堂の担当者がusgamerを通じてコメントしている。担当者は、Fusionモードがamiiboと別に販売されることはないと述べたうえで、同モードが唯一の高難易度モードではないと説明している。一度ゲームをクリアすれば、もうひとつの高難易度モードであるハードモードが出現するという。ややこしいのは、このハードモードとFusionモードの難易度は厳密には異なることだ。ハードモードは通常モードよりも難しいがFusionモードよりは易しいという。つまり、『メトロイド サムスリターンズ』にはamiiboを購入せずとも高難易度モードを遊ぶことができるが、最高難易度で遊ぶ場合にはやはり「メトロイド」のamiiboが必須になるのだ。

気になるのは、すでにゲームやamiiboの予約が解禁されている段階であるにもかかわらず、こうしたamiiboの仕様について任天堂自身が詳しく説明していないこと。公式ホームページにてamiiboの概要を説明しているものの、詳細な仕様やコメントはすべてメディアを通じて発覚したものだ。商品情報を正確に“直接”ユーザーに伝えることに定評のある任天堂らしくない一連の流れに思える。

amiibo限定コンテンツの提供は、今や『スプラトゥーン』や『ファイアーエムブレム』シリーズを中心に当たり前になってきているので、詳細な説明は不要であると考えたのかもしれない。いずれにせよ、もっとも手強い『メトロイド サムスリターンズ』を遊びたいユーザーは「メトロイド」amiiboを早急に確保することが急務になるだろう。