ステルスアクションゲーム『HITMAN』プレイヤー数が500万人を突破。ヒットマンシリーズの中でも屈指の成功を収める


Io-Interactiveは8月3日、『HITMAN』のプレイヤー数が500万人を突破したとTwitter上で発表した。本作は2016年3月にPC/PlayStation 4/Xbox One向けに海外で発売された、ステルスアクションゲーム『Hitman』シリーズの最新作だ。今月10日には国内での発売も控えている。

本作はシリーズで初めてエピソード形式で販売され、現在までにシーズン1の全6エピソードが配信済み。世界各地の都市をイメージした箱庭での自由度の高い暗殺ゲームプレイや、公式に毎月配信される追加チャレンジ、さらにユーザーが制作したミッションの共有など、『Hitman』シリーズの集大成的な作品となっている。それぞれ最新の数字は不明だが、2012年発売の前作『Hitman: Absolution』では2013年時点で360万本、2006年発売の前々作『Hitman: Blood Money』は2011年時点で210万本だったことから、本作はシリーズの中でも屈指のプレイヤー数を獲得していることになる。もちろん、エピソード販売で気軽に購入できたことも要因のひとつだろうが、大きな成功を収めていることには違いない(現在はシーズン1をまとめてフルプライスで販売されており、エピソード別の購入はできない)。

上述したように本作では毎月追加コンテンツが配信されており、一昨日には8月のスケジュールが発表されている。まず、プレイヤーが制作したミッションの中からIo-Interactiveが選んだ10種類のミッションが「Featured Contracts(おすすめコントラクト)」に追加される。そして、北海道マップで挑戦できる「The Art of Revenge」と名付けられたチャレンジパックも配信される。チャレンジは、ゲームプレイ中に特定の条件を満たすことで達成できるもので、すべて達成することで特別なアイテムを獲得できる。今回のチャレンジパックでは通常のものよりも高難度になるとのこと。これらは共に8月11日に配信予定だ。

このほか8月後半には、新たな試みとして「Featured Contracts」にユーザーが選んだおすすめミッションが追加される予定だ。今回はブラジル人Twitch配信者Mendietinha氏のセレクションが配信されるということなので、ある程度の著名人もしくは特に熱心なファンが選定に参加する仕組みのようだ。

スクウェア・エニックスの傘下スタジオとして本作を開発・発売したIo-Interactiveだが、今年6月に独立しインディースタジオとなった。『Hitman』の権利はIo-Interactiveが保有している(関連記事)。『HITMAN』での成功を受けて、今後シリーズをどのように展開させていくのか、その行方に注目したい。