『Syberia』シリーズや『Test Drive Unlimited』開発元のレースゲームなど、フランス産6タイトルがNintendo Switchで発売決定

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フランスのパブリッシャーMicroïdsは6月8日、今年から来年にかけて発売予定のタイトルを一挙に6本発表した。すべてNintendo Switchに対応しており、同社にとってのSwitch参入発表でもある。また、いずれもフランスで主に開発されているタイトルで、Microïdsはそういった地元メーカーへのサポートも表明している。

まず、デベロッパーでもあるMicroïdsの代表作といえるアドベンチャーゲーム『Syberia』シリーズの1作目から3作目のSwitch版が発売決定した。移植を手がけるのはKoalabs Studio。アメリカ・ニューヨークの法律事務所に勤める弁護士ケイト・ウォーカーが、シリーズを通じて主人公を演じる。

1作目の『Syberia』では、ケイトはフランスの田舎町にある古い玩具工場の買収を担当し、現地に交渉に向かう。しかし工場のオーナーは死去しており、彼女は相続人であるオーナーの弟ハンスを探してヨーロッパ各地を旅する。続編の『Syberia II』では、ハンスと出会うことができ買収契約の仕事を終えたケイトだったが、ハンスと親しくなるうちに、彼の幼い頃からの夢を叶える手伝いをすることになる。そして二人は伝説のマンモスを求めて、北の地シベリアへ向かう。最新作である『Syberia 3』でシベリアを後にしたケイトは、川辺で倒れていたところ遊牧民のユーコル族に救助される。そして彼女は命を助けられた恩を返すため、ユーコル族の旅に同行する。

Switch版『Syberia』は今年の第3四半期に、『Syberia II』は第4四半期、そして『Syberia 3』は2018年第1四半期にそれぞれ発売予定だ。

*モバイル版のスクリーンショット

『Test Drive Unlimited』シリーズの開発元として知られるEden Gamesが手がける『Gear.Club』もSwitchで発売される。同スタジオは同名のリアル系レーシング・シミュレーションゲームをモバイル向けに発売しているため、その移植あるいは関連作品と見られる。20のメーカーから実車30車種が登場し、合計200種類のコースで400種類以上のレースが楽しめる。またオンラインや画面分割でのマルチプレイにも対応する。今年の第4四半期に発売予定。

1992年に発売された名作アクション・アドベンチャーゲーム『Flashback』のリマスター版である『Flashback – Remastered Edition』もSwitch向けに発表された。手がけるのはオリジナル版の開発者でもあるPaul Cuisset氏だ。『Flashback』は、グラフィックを2.5Dに一新したリメイク版が2013年に発売されたが、本作はオリジナル版をベースにリマスターされるようだ。こちらも今年の第4四半期に発売予定。

最後はYs InteractiveとPendulo Studiosが共同開発する『Blacksad』。同名のバンドデシネ(フランスの漫画作品のこと)をベースにしたミステリー・アドベンチャーゲームだ。ゲームの舞台は1950年代初頭のアメリカ・ニューヨーク。主人公である黒猫の探偵John Blacksadは、金にまみれて腐敗したボクシング界で起こった殺人事件の解決に乗り出す。本作はSwitchに加えてPC/Mac/PlayStation 4/Xbox One向けに、2018年第4四半期発売予定となっている。

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