ヒーロー・タワーディフェンス『Hell Warders』早期アクセス販売開始。デーモンの大群を食い止めろ


香港のインディーデベロッパーAres Gamesは6月6日、『Hell Warders』の早期アクセス販売をSteamにて開始した。本作はダークファンタジー風のタワーディフェンスゲーム。プレイヤーは3人称視点でヒーローを操作しつつ、ディフェンス・ユニットを配置していく。対象プラットフォームはPC(Windows)で、最大4人のオンライン協力プレイに対応。販売価格は1480円となっている。

プレイヤーは地獄の看守「Hell Warders」の一員だ。ウェーブ形式で押し寄せるデーモンの大群を倒し、「Hell Warders」に力を授けるネクサスを死守せよ。プレイアブル・キャラクターにはそれぞれ強力なアビリティが備わっているが、デーモンの進撃を一人で食い止めるのは困難。マップ上にはディフェンス・ユニットを呼び出す魔法のオーブが落ちているので、それらを拾い適切な場所に配置することで、進軍を止めるのだ。ユニットとしては、投石機兵、キャノン兵、弓兵、魔法使いといった人間兵だけでなく、ガーゴイルの翼を生やした巨大なガーディアンの力を借りることも。

現時点で選択可能なプレイアブル・キャラクターは3体。剣と盾を操るナイトの「Ash」、ショットガン使いの「Dead Eye」、爆弾のプロ「Samson III」だ。各キャラクターはクールダウン付きのアビリティを使用できる。近距離戦向きの「Ash」は剣で地面を叩きつける範囲攻撃と、近くの敵を引き寄せるサポート技を繰り出す。「Dead Eye」は二丁銃への切り替えが可能で、「Samson III」は小型爆弾とタル型の地雷を投げる。操作キャラクターは早期アクセス期間中に追加されていき、4体目としては女性キャラクターが登場する予定だ。

早期アクセス開始時点のマップ数は4種類。溶岩と移動床が特徴的な「Molten Castle」や、砂嵐が発生する「Desert Ruins」など、それぞれのマップに固有にギミックが用意されている。味方・敵ユニットだけでなく、マップの特性を覚えることも攻略のカギとなる。敵対するデーモンは、斧を構えた下級兵や炎を吐くインプなど種類によって攻撃手段が異なる。また通常のデーモンよりも強力な「グレーター・デーモン」を相手に油断していると、あっと言う間に死亡する。時間経過によるリスポーンが可能とはいえ、その間は敵の進行を許してしまうため、離脱はできるだけ避けたい。

成長システムとしては、マッチをこなし経験値を稼ぐことでキャラクターのレベルを上げ、パーク(特殊効果)をアンロックしていく。パークによって各種アビリティや配置ユニットの強化を図り、防衛戦の成功確率を高めるのだ。現時点ではこのパークシステム以外にキャラクターのカスタマイズ要素はないが、正式リリース時にはスキン・アクセサリーのカスタマイズが可能になるという。早期アクセス期間は3か月から4か月を予定しており、その間にプレイアブル・キャラクターとマップが追加されていく。また将来的なMac/Linuxサポートもプランに入っている。

ダークファンタジー設定の世界観が特徴的な『Hell Warders』。まだ早期アクセス販売が開始されて間もないため、コンテンツ量とプレイヤー人口が少ない点には理解が必要である。気になっている方はタワーディフェンス好きのフレンドと一緒にプレイしてみよう。