『ファントムダスト』Windows 10/Xbox One向けに無料で配信開始。ユニークなゲームシステムがプレイヤーを惹き付けた初代Xboxの名作

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マイクロソフトは5月17日、『Phantom Dust(ファントムダスト)』をWindows 10/Xbox One向けに、基本プレイ無料タイトルとして配信開始した。本作は、初代Xbox向けに2004年に国内発売されたタクティカル・アクションゲームの移植版だ。当時日本に開発拠点を持っていたマイクロソフトで、『パンツァードラグーン』シリーズなどで知られる二木幸生氏が手がけた国産タイトルである(関連記事)。

本作のゲームモードには、シングルプレイの「シナリオモード」と「マルチプレイヤーモード」がある。シナリオモードでは、未知の粒子によってすべての人間が記憶を失った世界で、精神を力に変えることができるスキルを持った能力者の一人として、人々の記憶に唯一残っている遺跡の謎に迫る。プレイヤーはミッションをこなしてストーリーを進める中で戦い方を覚え、扱えるスキルを増やしていく。

本作はトレーディングカードゲームのように、獲得したスキルの中から戦場に持ち出すものをアーセナルに組み込んで戦う。スキルは5系統あり合計300種類以上が存在する。シナリオモードのミッションをこなすと「Tip(ゲーム内クレジット)」を獲得でき、ショップでスキルを購入することができる。そして自らのスタイルにあったアーセナルを構築し、シナリオモードのミッションはもちろん、マルチプレイヤーモードでほかのプレイヤーと戦うのだ。マルチプレイは最大4人に対応し、さまざまなゲームルールをバトルロイヤルやチーム戦、1on1でプレイできる。また、画面分割での2人対戦も可能だ。

Xbox Liveメニュー(画像上)と本作の課金要素(画像下

基本プレイ無料タイトルである本作には、もちろん課金要素も存在しており、マルチプレイヤーモードで使用できるスキルセットなどが販売されている。もともと初代Xbox版ではシナリオモードでしかスキルを入手できず、マルチプレイをするにはまずシナリオモードを進めないといけなかった。そこで本作ではスキルを購入できる、つまりシナリオモードを進める時間をお金で買えるように調整されたというわけだ。販売されているのは、ゲーム内ショップでスキルを購入する際に使えるクレジット(120円・230円)と、基本スキル全300種類のセット(820円)、そして念動・光学・気功・自然・信仰の各系統のスキル全種類セット(各580円)だ。また、念動・光学・自然系のスキル33種類がセットになった「スターターパック」が無料で配信されているため、スキルを購入する前にまずはこちらを使ってプレイしてみるのもいいだろう。スキルはほかのプレイヤーとトレードすることもできる。なお、ここで購入したスキルやクレジットは、いずれもマルチプレイヤーモードでしか使えない。

本作はフレームレートの向上やゲームバランスの調整などもおこなわれており、またXbox Play Anywhereによりクロスバイ/クロスセーブの対応、さらに両機種間でのクロスプラットフォーム対戦にも対応する(対戦設定で同じプラットフォームに限定することもできる)。本作はリマスターやリメイクではなく、初代Xbox版の開発素材を高解像度でレンダリングした移植版であるため率直に言ってグラフィックは見劣りするが、ゲームプレイを楽しむ分には十分快適だといえる。また公式には基本プレイ無料タイトルとされているが、初代Xbox版でプレイできた内容は無料分ですべてカバーされており、マルチプレイを優先しなければ実質無料だと言える太っ腹ぶりにも言及しておきたい。

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