『Dead Cells』Steamで早期アクセス販売開始。死ぬたびに行き倒れた戦士の死体を乗っ取るローグヴァニア・アクション


フランスのインディースタジオMotion Twinは5月11日、『Dead Cells』をSteamで早期アクセス販売開始した。価格は1680円で、18日までは1428円で購入できる。本作はローグライクとメトロイドヴァニアを組み合わせた“ローグヴァニア”アクションゲームだとしている(関連記事)。

本作の主人公は「細胞の塊」で、ゲームは毎回行き倒れた戦士の死体を乗っ取るところから始まる。初期装備はノーマルな剣で、最初の部屋でサブの装備(弓か盾)を拾うことができる。舞台となるマップは部屋が複雑に組み合わさった古城で、いくつかのステージ(区域)に分かれている。さまざまなモンスターが待ちかまえているが、それぞれ固有の攻撃パターンを持っているので、それを見極めてローリングで避けつつメイン・サブの武器やスキルを使って攻撃していく。

モンスターを倒すとお金と、ランダムでCellと呼ばれるアイテムを落とす。お金はアイテムなどの購入に使うほか、特定の扉を開ける際などに使う。ちなみに、そういった扉は破壊して通ることもできるが、呪いがかかって、一定数の敵を倒すまで一撃で死んでしまうペナルティが与えられる。そしてCellは武器やアイテムのアップグレードやアンロックに使用する。モンスターだらけの古城だが、こういったショップなどプレイヤーを助けてくれるキャラクターも多数登場する。

アンロックした装備・アイテムが最初の部屋に表示される

本作にはチェックポイントなどはなく、死んでしまうとまた戦士の死体を乗っ取るところからやり直しになる。それまで獲得した装備やCellなどもすべて失ってしまう。ただし、装備やアイテムのアンロック・アップグレード状況だけは保持される。つまり、そういった装備をふたたび発見した際は、以前おこなったアップグレードが適用された状態になっている。しかし、死ぬたびに古城のマップ構成やアイテム配置はランダムに入れ替えられるので、ふたたびその装備に出会えるかは運次第ということになるだろう。

早期アクセス中である本作には、現在11種類のステージに20種類のモンスター、2種類のボス、そして50種類のアイテムなどが収録されている。現在の開発状況は、最終的な目標の40から50パーセントの開発度とのことだ。軽くプレイしてみたところ、探索しがいのあるマップや程よく歯ごたえのあるバトル、また軽快なキャラクターの操作感など、基本的な要素は仕上がっているように感じられた。Motion Twinは今後8か月から1年をかけて、プレイヤーからの意見を聞きながらコンテンツを充実させていき、正式リリースへとつなげていきたいとしている。