『リーグ・オブ・レジェンド』ついに過去試合の公式リプレイ機能が実装へ

『リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends、LoL)』を開発運営するRiot Gamesは10月7日、リプレイ機能の実装計画を正式に告知した。一般プレイヤーにとって上達の鍵となる、プレイした試合の振り返りが可能になる。今年11月から始まるプレシーズンでオープンベータテストへと移行する、新クライアントの機能のひとつとしてテストが行われる予定

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告知によれば、まずリプレイ機能では「対戦結果画面もしくは対戦履歴からリプレイをダウンロード」「現パッチ環境での試合を観戦モードでリプレイ」「キルやタワー破壊などの試合が動いた瞬間を自動的にマーク」「内蔵録画機能でローカルにハイライトムービーを保存してSNSでシェア」といった使い方ができるようになる。クライアント内での試合リプレイはすでに存在する観戦モードを流用するため、リプレイ中も同様にカメラの自由移動や戦場の霧のオンオフなどが可能だ。実装後もさらなる機能の開発を続けていくとも書かれており、ユーザーの要望を意欲的に拾い上げていくようである。

これまで『LoL』には試合のリプレイ機能は存在しておらず、有志やサードパーティの手による「非公式」のリプレイツールやサイトがいくつか乱立している状態だった。これらの非公式リプレイシステムはある種のハックだ。『LoL』では「ゲーム体験を歪めるサードパーティ製ツールやハックの使用は利用規約違反」とされている。どんなツールやハックであっても、その性質や使い方によってはアカウント停止のリスクがある。

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クライアント内でのリプレイ再生中のUI。試合が動いた瞬間が自動でマークされる「イベントタイムライン」を操作している。

リプレイ機能は2013年2月にPBE(パブリックベータ環境)にてテストがスタートしたことから、本実装が近いのではないかと言われていたものの、サーバー等への負担が大きいことから機能は一旦削除。同年11月に行われた北米サーバーのアップグレードには、リプレイ機能実装のためのインフラ整備が盛り込まれていると明言があり、ユーザーの期待が高まっていた。それからしばらくリプレイ機能についての音沙汰はなかったものの、ユーザーの声が依然として大きいことから、昨年8月にあらためてRiot Gamesが言及。「サーバーのロード問題、後方互換性、ネットワーク安定性」などの観点から実現が難しく、当時は実装する予定がないとされていた。

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今回の告知では、こうした過去の試合のリプレイを蓄積するにあたり、技術的な問題として最も大きいのは「過去パッチ環境での試合」のリプレイだと書かれている。ゲームクライアント上で過去の試合を再現するのであれば、その試合がプレイされた当時のパッチにもとづいた入出力処理が行われなければ、正しい結果が再現されない。そのため最初に公開されるリプレイ機能では、過去パッチ環境での試合リプレイはサポートされない。Riot社員のCactopus氏がRedditでユーザーの質問に答えたコメントによると「リプレイ機能は試合の完全アーカイブ化を目指すものではない」とのことであり、過去環境の試合リプレイについては「再生できるうちに動画として保存してほしい」と答えている

リプレイ機能の実装により、プロの公式試合のリプレイがクライアント上で見られるようになるかもしれないという期待もあるが、Cactopus氏は「そうなれば個人的に素晴らしいと思うが、e-Sports運営チームがどう考えているかは不明」と返答している。競技試合のリプレイが可能になるかどうかについては、やはり過去パッチ環境の再現が問題としてつきまとっている。現在競技シーンの環境はライブサーバーより1週間遅れとなっており、2週間に一度のペースでパッチが当たる現状では、仮に競技試合のリプレイがクライアント内で閲覧可能となったとしても、1週間はリプレイできない期間ができてしまう。また特に解決困難な問題として、チャンピオンのフルリメイクやVFXの変更なども挙げられている

リプレイ機能が新クライアントに実装される日程については、後ほどあらためて公式発表される予定とのこと。多くのプレイヤーが待ち望んでいた機能がついに実装への道を歩み始め、コミュニティだけでなくRiot社員も驚きと喜び、そして何よりも興奮を隠せないようだ。

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