SNS推理ADV『ミカクテイ事件の観測者-Demons’Timeline-』さっそく売上1万本突破。“妙にリアルなSNS”が話題の怪事件ミステリー、システムも活かしたストーリーが光る

DigitalCatsは7月3日、『ミカクテイ事件の観測者-Demons'Timeline-』が1万ダウンロードを達成したと報告した。

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開発チームDigitalCatsは7月3日、『ミカクテイ事件の観測者-Demons’Timeline-』が1万ダウンロードを達成したと報告した。同作はPC(Steam)向けに、4月30日リリース。記事執筆時点で好評率97%のユーザーレビューもあってか、2か月で1万本のスマッシュヒットを達成したようだ。

『ミカクテイ事件の観測者-Demons’Timeline-』は、自称ネット探偵がSNSの情報から超能力殺人事件を追っていく、SNSパズル推理アドベンチャーゲームである。本作の世界には、アクマと呼ばれる超常的な能力をもつ人間が存在し、彼らの引き起こした怪事件はパラドクスと呼ばれていた。本作の主人公であるエルは、好奇心などからそうした怪事件を調査。真意を見抜く力をもつアクマ「箱内にゃすてりあ」と共に、事件と関連のあるSNSのタイムラインから真相を解き明かそうとする。インターネットの情報を頼りに超能力殺人事件パラドックスに挑む、自称ネット探偵の事件調査が繰り広げられる。

自称ネット探偵のエルは、事件関係者のSNSアカウントを特定しながら真相を追う。本作では、タイムライン生成システムによって抽出されたワードと関連のあるアカウントで構成されたタイムラインから、調査を進めていく。システムが生み出したタイムラインには、一見無関係のイラストアカウントやゲーマーから、いかにも怪しい誰かの裏垢まで、多数のアカウントが存在する。プレイヤーは、各アカウントの投稿を追って情報を整理。まずはどのアカウントが誰の表/裏アカウントなのか、投稿からヒントを拾って事件関係者のアカウントを特定する。投稿の内容から、アカウントの持ち主の性別や年齢、人間関係などを推測して、事件関係者と結びつけていく。

また各ステージの「最終推理」では、集めたハッシュタグを使ってちょっとした謎にも回答する。本作では、広大な作中のインターネット上の調査と、膨大な情報を整理する推理が待ち受けているのだ。時間制限やゲームオーバーといった仕組みはなく、ヒント機能も搭載。各タイムラインでは、陰湿な部分も含めてSNSがリアルに表現されている点も特徴だろう。

本作は、アントラー氏を含む4人チームDigitalCatsによって開発された。同氏の過去作としては、VRChatの謎解きワールドを制作。チームもぐハチ名義で、成人向けの作品も手がけてきたそうだ。本作『ミカクテイ事件の観測者-Demons’Timeline-』については、2025年8月にクラウドファンディングを実施し、165人の支援者から118万円異常の資金を獲得。クラウドファンディングにあわせて、ゲーム内SNSへゲスト出演できる「アカウント登場キャンペーン」もおこなわれていた。その後、2026年にSteamにて正式リリースされたかたちだ。

なおSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で314件中97%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。闇を含めて描いた旧Twitter風のリアルなSNS表現。論理的に到達可能であり、推理ジャンルの作品としては遊びやすくまとめられたSNSでの謎解き。そして事件を追う主人公と箱内にゃすてりあを中心としたストーリーから、高く評価されてきた。

今回はそんな本作の1万ダウンロード達成が報告された。ユーザーレビューでは、発売直後から100%の高い好評率を誇っていたが、約2か月経過しても97%の高い好評率を維持したまま、1万本達成を迎えている。アントラー氏のポストによると、本作はリリース前ウィッシュリストは5000件程度だっただったのだという。しかし発売後、レビューでの高評価やX(旧Twitter)上での感想ポスト、実況配信などを経て、現在ウィッシュリストは3万件を突破。リリース前の段階からは想像できない勢いとなっており、一定割合以上の人にとって良作だと思ってもらえているゲーム内容が、本作の現在に繋がっていると考えているそうだ。

なおSteamのレビュー分析ツール「Steam Scout」のデータによれば、本作のユーザーレビューの言語別割合は日本語が82.9%、中国語(簡体字)が7.2%、英語が7.2%、韓国語が1%となっている。対応言語が限られていることもあり、レビューはほぼ国内からとなっている。

『ミカクテイ事件の観測者-Demons’Timeline-』は、PC(Steam)向けに通常価格税込1300円で配信中。7月10日までの期間はセールが実施されており、25%オフの税込975円で購入できる。また本作では、体験版も配信中だ。

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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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