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Steam Deck 2はがっつり開発中で、明確なビジョンもあり。ただし“真の次世代性能のSteam Deck”を目指すべく、技術の進歩待ち
Valveの開発者が“Steam Deck 2”に言及。現在開発に懸命に取り組んでいるそうだ。

Valveは4月28日、新型「Steam Controller(Steamコントローラー)」を正式発表した。近年ValveよりSteam Machineなどさまざまなハードウェアが発表されるなか、Valveの開発者が“Steam Deck 2”に言及。現在開発に懸命に取り組んでいるそうだ。米IGNが伝えている。
Steam DeckはValveが手がける携帯型ゲーミングPCだ。専用に調整されたSteamOSが採用され、ユーザーは自らのSteamライブラリにアクセスし、互換性のあるPCゲームをどこでも楽しめる。2022年に液晶ディスプレイ(LCD)モデルがリリースされ、2023年には有機ELディスプレイ(OLED)搭載の新モデル「Steam Deck OLED」が発売されている。国内ではSteam Deck公式販売パートナーであるKOMODOより販売中。
今回新型「Steam Controller」の発売を機に、ValveのプログラマーのPierre-Loup Griffais氏が、Steam Deck 2の開発状況について発言した。同氏はSteamOSの開発を手がけており、Valveのハードウェアプロジェクトに大きくかかわる人物。そんなGriffais氏が米IGNがおこなった質問に答えるかたちで言及したところによると、同社はSteam Deck 2の開発に現在「懸命に取り組んでいる(We’re hard at work on it)」という。初代SteamコントローラーやSteam Deck、Steam Macgineなど、これまでValveが手がけてきたハードウェア開発の経験を活かしたものになる見込みとのことで、鋭意プロジェクトが進行しているところのようだ。

Steam DeckはSteamのゲームを移動先で手軽に楽しめることで、人気を得たデバイスに。しかしバッテリーの持続時間などについて向上を望む声もあり、スペックアップした新型の発売を期待する声も聞かれるようになっている。一方、Valveの関係者は 過去のインタビューなどにおいて、「マイナーチェンジをした新型を販売する計画はない」と発言。新型では大幅なスペックアップを目指しており、それが果たせるまではリリースに慎重な姿勢を取っていることがたびたび示唆されていた(弊誌インタビュー記事、The Verge)。また2024年には、性能の飛躍的な向上を実現すべく、CPUの世代交代を待っているという展望も語られていた(関連記事)。
そうしたなかで、今回Steam Deck 2の開発が進行していることが改めて明かされたかたちだ。次世代のSteam Deckについてかなりはっきりとしたイメージもあるという。ただ現時点ではSoC(システム・オン・チップ)の分野において“真の次世代性能のSteam Deck”を実現できるような選択肢は存在していないとのこと。発売時期など具体的な情報は伝えられておらず、単純にスペックアップするだけでなく使い勝手の面なども含めて、妥協なくSteam Deckからの大きな改善を図っているのだろう。
一方で、近年はメモリやストレージの不足により、PCメーカー各社が一部製品の値上げに踏み切っている状況もある。また2026年2月には、ValveはSteam Deck OLEDモデルについて、海外向けに一部地域で一時的な在庫切れとなる恐れがあると告知していた(関連記事)。 こうした状況はSteam Machine、Steam Frameの発売時期の見通しが立たない要因になっているほか、Steam Deck 2の開発計画にも少なからず影響を及ぼしている可能性はある。いずれにせよ開発自体は進んでいるようで、さらなる情報公開を期待して待ちたいところである。
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