凄惨な歴史を目撃するホラーゲーム『ぐちゃぐちゃ 蟠の章』Steamにて正式お披露目、2024年秋発売へ。歌賀町に隠されたおぞましい事件

 

講談社ゲームクリエイターズラボおよび市松寿ゞ謡さんは5月25日、『ぐちゃぐちゃ 蟠の章(GUCHA GUCHA 蟠の章)』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、2024年秋発売予定。発表に合わせて、1stPVも公開されている。

『ぐちゃぐちゃ 蟠の章』は、女子大生がある山に眠る凄惨な歴史を目撃する、ホラーアドベンチャーゲームだ。本作の舞台は、少し昔の日本。歌賀町には、おぞましい事件が隠されているのだという。本作の主人公・結城硝子は、女子大生だ。結城硝子は、ある日飼い犬の散歩中に奇妙な化け物へ遭遇。飼い犬のショコラが結城硝子を守り、地面を這う何かと共に姿を消してしまう。

本作で主人公は、居なくなった犬のショコラを探して歌賀山を訪れる。しかし、歌賀山の地主から告げられた刻限である18時を迎えても、ショコラは見つからない。結城硝子は日が沈み、闇に覆われた歌賀山にて、再び地面を這う何かに遭遇するのだった。山に眠る凄惨な歴史の断片。日本刀を振り回す血濡れの殺人鬼。結城硝子は飼い犬を探すうちに、町の残酷で悍ましい歴史を体験していく。

結城硝子は渦巻く因縁に巻き込まれ、歌賀山から逃げることとなる。本作で主人公は、ゲーム前半は歌賀山を探索する。詳細は不明ながら、凄惨な歴史が眠る不気味な山を歩き、行方不明になった犬を探していくのだろう。また後半には広大な屋敷にて、幼い妹をかかえながら殺人鬼と対峙する。ストアページによると、日本刀を振り回す血まみれの殺人鬼が徘徊する屋敷にはどこまでも同じ景色が続いているという。無限回廊で殺人鬼から逃げる、逃走劇も繰り広げられるのだ。

そのほか本作では、闇に覆われた歌賀山や和風の屋敷などが、恐怖とともに描かれる。Unreal Engine5を採用して表現された、どこか懐かしくも不気味な世界も本作の特徴だろう。


本作は、バーチャル市松人形の市松寿ゞ謡さんが手がけている。市松寿ゞ謡さん、市松人形Vtuberとして活動しながら、ゲームなども制作するクリエイター。過去作としては、『GOHOME』『夜詛YASO curse of soirée』をリリースしている。『GOHOME』においては、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー233件中86%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。プレイヤーからは、独特な世界観などを中心に評価されてきた。

市松寿ゞ謡さんは、2022年3月に講談社ゲームクリエイターズラボの第2期ラボメンバーに選出おり、本作は『ぐちゃぐちゃ 蟠の章』は同プロジェクトによる支援タイトルとして制作が進められてきた。そんな中、今回Steamのストアページが公開となっている。なお本作は全3部作予定の『ぐちゃぐちゃ』シリーズにおける第1作目となるそうだ。

『ぐちゃぐちゃ 蟠の章』は、PC(Steam)向けに2024年秋発売予定だ。