ケモミミ喫茶店ASMRシミュ『けものティータイム』2024年秋発売へ。甘いティータイムのカワイイひとときと、そのあとの切なさを描く

 

フリュー株式会社のゲームレーベルStudio Lalalaは5月25日、『けものティータイム』を2024年秋に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表にあわせて、「1st PV<ある日の喫茶店編>」が公開されている。

『けものティータイム』は、ブレンドティーでケモミミたちをもてなし最後までひとらしく生きる、喫茶店運営ADVである。本作の舞台は、ケモミミが当たり前に存在する世界。片田舎にある新興のコミューン・ラベットには、大通りを登った先にブレンドティーを提供する喫茶店Kが存在していた。

メインキャラクターのタルトは、妹のマカロンと共に小さな喫茶店を営む人間の少女だ。本作で彼女は、ブレンドティーと美味しいお菓子を提供し、喫茶店へやってきたケモミミたちをもてなす。彼女たちとの甘く、かわいいひとときが少しでも永く続くように、喫茶店を運営していくようだ。可愛らしい喫茶店の運営と、幸せのあとの切なさが描かれるのだろう。

店長のタルトは、お店を訪れたケモミミたちにあわせてブレンドティーを提供していく。本作でタルトは紅茶9種類、ハーブ15種類、隠し味6種類を組み合わせて、オリジナルのブレンドティーを制作する。画像を見る限り、茶葉には香り/コク/渋みといったパラメータが設定されている。「香り高く眼精疲労に効き、美肌効果をもっていて体があたたまるお茶」など、茶葉とハーブと隠し味の組み合わせで、注文や好みにあわせたブレンドティーを淹れるのだ。

 


喫茶店内の様子やキャラクターたちは、可愛らしいドット絵によって表現されている。また本作では、やってくるケモミミにあわせてBGMがインタラクティブに変化。ASMR(バイノーラル)の各種音響やオノマトペも用いられており、音による空間の気持ちよさにも力が入れられているという。今回公開された「1st PV<ある日の喫茶店編>」では、ブレンドティーを淹れる過程の音やストーリーの一端など、本作のゲームプレイの一部が確認できる。期間限定の喫茶店は、ドット絵や気持ちの良い音によって、可愛らしい空間として表現されているわけだ。


本作は、フリュー株式会社のゲームレーベルStudio Lalalaが手がけている。開発陣としては、同ブランドの代表である林風肖氏がプロデュース/企画・シナリオ/ディレクションを担当。フリューで『クライマキナ』や『モナーク』などに携わってきたクリエイターの新作となっている。

また本作では、声優の小岩井ことりさんが林風肖氏と共同でプロデュースを担当。キャラクターデザインなどはイラストレーターのNOCO氏、音楽は音楽家のUjico*/Snail’s House氏、ピクセルアニメーションはUltimate PixelのAPO+氏が手がけるなど、豪華なクリエイター陣が本作の可愛らしいグラフィックやサウンドを支えている点も特徴だろう。


『けものティータイム』はPC(Steam)向けに、2024年秋発売予定だ。