シーシャ屋経営ADV『Hookah Haze』7月11日発売へ。シーシャを提供してヒロインの本心へ触れる、フレーバーが紡ぐ救済の物語

 

アニプレックスは5月25日、『Hookah Haze(フーカーヘイズ)』を7月11日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)で、価格は税込1980円。発表にあわせて、新しいPVなどが公開されている。なお本情報は、情報番組「INDIE Live Expo 2024.5.25」内にて発表されたものだ。

『Hookah Haze』は、生きる希望を失った青年がシーシャ屋の店長としてヒロインたちの本心に触れていく、ヒューマンドラマADVである。本作の舞台は、2xxx年に秋葉原郊外へオープンしたシーシャ屋「フーカーヘイズ」。主人公の炭木トオルは、他人優先で自分のことは諦めてしまいがちな25歳の青年だ。


炭木トオルは病気で先が短いために、生きる希望を失っていた。本作ではそんな彼が医師との話し合いの末に、期間限定のシーシャ屋の店長を担当。店の営業を通して、一見明るい3人の女性たちと出会う。コンカフェ店員で寂しがり屋な愛上あむ。ショップ店員でトラウマを抱えている明月院こころ。企業所属の人形作家でコミュニケーションが苦手な古森くるみ。炭木トオルはシーシャを提供しながら、悩みやトラウマを持ち居場所を求める彼女たちの本心へ触れていく。シーシャの煙を背景に、フレーバーが繋ぐ救済の物語が描かれる。


主人公・炭木トオルは、シーシャ屋の店長として店を運営していく。本作では5種類のフレーバーを組み合わせて、レシピを考案する。具体的なフレーバーとしては、スイーツのように甘い香りの「スイーツ」や、フルーツ系の甘く爽やかな「フルーツ」などが存在。フレーバーの組み合わせによって、シーシャを提供していくのだろう。要素としては、炭交換による温度調整によって、相手の反応が変化。ゆったりと流れる時間の中で、ヒロインたちが本音をこぼすこともあるようだ。

シーシャ提供の間には、ヒロインたちとの会話が待ち受けている。2人以上来店している場合には、ヒロイン同士の会話も展開されるそうだ。また本作では「本日のオススメ」として、SNSへ考案したフレーバーの組み合わせを投稿すると、ヒロインが来店するきっかけになる。シーシャ専用SNSでは、投稿したオススメへの反応が確認できるほか、ダイレクトメッセージが届くこともあるそうだ。SNS風の表現も含めて、シーシャを介した交流が描かれるわけだ。なお本作はアニプレックスが販売、アクワイアが企画・開発を担当している。シーシャ屋の情景やヒロインたちが緻密なドット絵で表現されていることも特徴だろう。


Hookah Haze』はNintendo Switch/PC(Steam)向けとして、7月11日に発売予定だ。また本作では体験版が6月11日に配信予定。体験版では、完全オリジナルストーリーが収録されている。なおSteam版では、発売後2週間は定価1980円の10%オフとなる1782円で購入可能なセールが実施される(いずれも税込)。