工場自動化・冒険ゲーム『Oddsparks』日本語対応決定。「日本語対応応援プロジェクト」が実を結び、日本語ユーザーのウィッシュリスト集まる

 

THQ Nordic傘下のパブリッシャーHandyGamesは4月9日、『Oddsparks: An Automation Adventure』(以下、Oddsparks)が日本語に対応することを発表した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。4月24日に予定されている早期アクセス配信開始時では一部のゲーム内表示が日本語に対応し、後日配信予定の言語パッチで追加の対応がなされる予定とのこと。


『Oddsparks』は、工場自動化ゲームとリアルタイム戦略ゲームを組み合わせた作品だ。開発は、THQ Nordicと同じくEmbracer Group傘下にあるMassive Miniteamが担当。ソロプレイおよびオンライン協力プレイに対応し、協力プレイは公式には最大4人までがサポートされるが、厳密には制限はないとのこと。

本作の舞台となるのはファンタジー世界。主人公はとある小さな村で平和に暮らしていたが、ある日空から降ってきた何かが納屋を壊したことをきっかけに、冒険に出ることになる。主人公の見た目はカスタマイズ可能である。

ゲームプレイでは、Sparksと呼ばれる小さなクリーチャーたちが主人公のお供となる。Sparksは指示を出すことで戦闘や生産をおこなってくれる。プレイヤーは自動生成される世界にて冒険しつつ、Sparksらを管理することでワークショップでの生産を自動化していく。そうして資源を集めたり村人のクエストをこなしたりして村を発展させつつ、世界の秘密を解き明かしていくのだ。


そんな本作について、今回Steamの本作公式ニュースにて、日本語・ドイツ語・フランス語の3言語について新たにサポートされることが明かされた。同ニュースによると、これら言語については現在翻訳に取り組んでいる最中とのこと。4月24日に予定されている早期アクセス開始時より、建物やアイテムの名前、チュートリアルなどのテキストについては翻訳が提供される予定だが、キャラクターの会話部分についてはリリース時に間に合わない可能性があるという。未翻訳の部分については差し当たって英語表記となり、発売後すぐに言語パッチにて対応される予定とのことである。

本作は発表当初は日本語対応の記載はなかったものの、THQ Nordic Japanより「日本語対応応援プロジェクト」が告知。本作国内公式サイトにて、『Oddsparks』をウィッシュリストに登録して日本語対応を応援しようと呼びかけがおこなわれていた(関連記事)。

一般的にゲーム開発元や販売元は、ウィッシュリスト登録者の国や地域を参考に、ローカライズの優先順位を判断することがあるとされる。先述の本作公式ニュースでは、新たに言語対応が発表された国からは多くの注目があったことが伝えられており、『Oddsparks』をウィッシュリストに登録したことについて感謝の言葉が述べられている。同作のウィッシュリストへの登録を呼びかける「日本語対応応援プロジェクト」が実を結び、日本語対応の予定が発表されたかたちだろう。THQ Nordic Japanもウィッシュリスト登録が集まっていたことを伝えており、日本のユーザーへの感謝も伝えられている。

THQ Nordic Japanは本作のほか『Jagged Alliance 3』についても「日本語対応応援プロジェクト」を告知している(関連記事)。また同社の作品以外にも、日本からのウィッシュリスト登録者数が想定以上だったため、予定を繰り上げて日本語対応がなされた例などは存在している(関連記事)。現状日本語対応の予定が明かされていない作品であっても、ウィッシュリストに登録することで日本語対応につなげることができるかもしれない。本作に限らず興味のある作品があるならば、ひとまずウィッシュリストに登録して、関心を形にしておくとよいだろう。

『Oddsparks: An Automation Adventure』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに、4月24日早期アクセス配信予定だ。