SF人狼ホラーゲーム『NMO – No More Operators』発表。5対1の非対称バトル、暗闇で暗躍する“人のふりをするモノ”との戦い

 

Playloop Studiosは3月23日、非対称PvPホラーゲーム『NMO – No More Operators』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。


『NMO – No More Operators』は、5対1で繰り広げられる非対称PvPホラーゲームだ。舞台となるのは、宇宙船とみられる施設「Ark」。船の定期点検をおこなっている最中にトラブルが発生して貨物用のエレベーターがロックされ、チームが閉じ込められてしまう。そのうえ、チームの中には「Ox」と呼ばれる邪魔者も存在している模様。プレイヤーは5人のOperatorsと、人間のふりをする1体の「Ox」に分かれてプレイすることとなる。「人狼」的な要素となりそうだ。Operators側は貨物エレベーターの再起動、あるいはOxの無力化を目指す。対するOx側は、貨物エレベーターに乗る前に全員を排除することが目標となる。


ゲームプレイとしては、Operators側とOx側で視点が異なることが特徴。Operators側は一人称視点にて、エレベーターを再稼働させるために、各所に点在するコンピューターを操作。計6つの制動装置を解除することで、エレベーターが再度起動する。またOxが6人のうちの誰かを特定でき、無力化しようとした場合には、テーザー銃を使うことも可能だ。ただし、テーザー銃の使用に必要なバッテリーの入手にはマップ内を探索する必要があるという。ほかにもマップには調査に役立つアイテムもあるようで、うまく使うことができれば、エレベーターの再起動に役立てられるだろう。

一方Oxは三人称視点でのプレイとなる。Operatorsより視野が広く確保できるほか、優れた視覚をもっているようだ。ストアページのスクリーンショットでは、エレベーターが止まったことと関係しているのか、船の内部は停電時のような暗さとなっている。Oxの視界の広さや優れた視覚が活きる場面もあるかもしれない。とはいえ、あまりに大胆な動きをしてしまうと、Oxであることが露呈する可能性もある。妨害行為をする際は、慎重な動きを求められることとなりそうだ。


なお本作は、期間は未定ながらもまず早期アクセスとして配信されるという。早期アクセス配信時点では、6人での対戦がすでに可能とのこと。またプライベートマッチのほかパブリックマッチをおこなうことも可能なようで、基本となるゲームプレイは完成しているそうだ。正式リリースに向けては、公式Discordサーバーを通じてユーザーからのフィードバックを受け取り、対話を進めるとのこと。バグの修正だけでなく、新たなマップや新しいスキル、キャラクターのカスタマイズといったコンテンツの追加も予定されている。

本作を手がけるPlayloop Studiosは、イタリア・ローマに拠点を置くゲーム制作スタジオだ。ゲーム開発の経験があり、双方とも筋金入りのTRPGプレイヤーだというAndrea Lupattelli氏とSimone Percossi氏によって共同設立。同スタジオは過去にKickstarterにてTRPG用のダンジョン作成シミュレーター『Constructo – Dungeons Builder』のプロジェクトを開始。その後目標額の約2.6倍を集め、PC/iOS/Android/VRヘッドセット向けに開発中。一方本作『NMO – No More Operators』はこれまでのスタジオの活動とは大きく異なる、非対称PvPホラーゲームとして取り組まれるかたちだ。続報にも注目したい。

『NMO – No More Operators』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。