パブリッシャーの4DivinityとデベロッパーのPayload Studiosは3月23日、『TerraTech Worlds (テラテック・ワールド)』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込3960円。現在リリース記念セールがおこなわれており、3月30日まで10%オフとなる税込3564円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『TerraTech Worlds』はオープンワールド・サバイバル乗り物クラフトゲームだ。ソロプレイのほか最大6人の協力プレイに対応している。本作は、シリーズ前作にあたる『TerraTech』を根本から再構築しているといい、拠点建設要素や生産自動化要素を強化した作品と謳われている。プレイヤーはフリーランスの採鉱家として未開の惑星を探索。テックと呼ばれる戦闘用の乗り物や資源採掘をおこなう基地を設計し、拠点を発展させていく。
本作の舞台となるのは、多様なバイオームを有する広大な惑星だ。プレイヤーは自ら作り上げたテックを操作して、惑星を探索していくことになる。テックはブロックを組み合わせることでカスタマイズすることが可能だ。惑星には敵対的なテックが存在するため、自らのテックを戦闘用に強化していく必要がある。資源を採掘したり敵テックから奪ったりしてパーツを集め、自分好みのテックをデザインしていくのだ。
資源は手動で採掘することもできるが、工場を建設し自動化することも可能。生産ラインを構築することで、高度な材料を自動で製造できるようになる。またテラフォーミングツールを使い、景観を自由に作り替えることも可能である。そうして拠点を建設したり、あるいは敵の基地を襲撃したりして、自分のテリトリーを広げていくことになる。
本作は3月23日に早期アクセス配信が開始された。同時接続プレイヤー数はピーク時で約2300人を記録しており、好調なスタートを切っている(SteamDB)。一方Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約150件中50%が好評とする「賛否両論」ステータスとなっている。
不評とするレビューにおいては、バグが多いとする報告やチュートリアル不足などを課題点とする声が見られる。また前作からの変更点として、テックの設計に重量制限や熱暴走といった要素が追加されたものの、現状のバランスには賛否もあるようだ。一方、サバイバルクラフト要素を充実させた本作のコンセプトやグラフィック面などを評価する声も存在。まだ早期アクセスが始まったばかりということもあり、今後の発展に期待する声も多く見られる。
本作の早期アクセス期間は1年半ほどを予定。早期アクセス作品として近年一般的になりつつある“一部コンテンツだけがないベータ版”と違って、開発途中であることが明言されている。中核となるゲームプレイは備わっておりマルチプレイにも対応しているものの、プレイヤーのフィードバックに耳を傾けながら変更を加えていくそうだ。今後は空中用テックや水上用テック、新たな惑星やボスバトルなどを追加していく予定とのこと。ストアページではロードマップが公開されているため、興味のある方は確認してみるとよいだろう。また前作をおよそ10年間アップデートを続け制作してきた開発元は、本作でも長くサポートを続ける意向とのこと。正式リリースとなるバージョン1.0の配信後も数年にわたってアップデートしていく予定だそうだ。
『TerraTech Worlds (テラテック・ワールド)』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。価格は税込3960円。また現在リリース記念セールがおこなわれており、3月30日まで10%オフとなる税込3564円で購入可能だ。