Activisionは10月31日、『Call of Duty: Modern Warfare III』PC版の各種動作環境を公開した。本作はフル構成でPCに新規インストールしようと思った場合、「213GBのSSD容量」を用意することになるようだ。
『Call of Duty: Modern Warfare III』は、2022年発売のFPS『Call of Duty: Modern Warfare II』に続く作品となる。開発はInfinity Ward との協力のもと、Sledgehammer Gamesが主導で手がけている。キャンペーンモードおよびマルチプレイモードが用意され、キャンペーンモードでは前作直後の物語が展開。ジョン・プライス大尉とタスクフォース141が“超国家主義者”と謳われるウラジミール・マカロフとの戦いに挑むことになる。今回、本作PC版の動作環境が公開された。その中で示されたのは、本作の213GB(SSD必須)との巨大な必要容量だ。
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— Call of Duty (@CallofDuty) October 30, 2023
213GBの容量確保が必要となるのは、本作の高スペック構成において4K ULTRA設定を利用した場合だ。内訳としては、まずゲーム本体のインストールに149GBが必要となる。ただしCOD HQおよび『Warzone』をインストール済であれば、78GBにまで抑えることが可能だ。
そして、高画質なアセットをストリーミングするための追加ストレージスペースを確保するHi-Rez Assets Cache機能を利用する場合、最大で64GBのSSD容量が利用されることとなる。最高の環境で本作を遊ぼうとした場合、149GBと64GBで、213GBをしっかり用意する必要があるわけだ。そして、前述のとおりこのストレージ容量はSSDで確保する必要がある。
なお、4K設定を利用しない場合は、Hi-Rez Assets Cache機能が使うのは最大32GBまでとなり、やや控えめに。また、過去作ではこの機能はオフに
することも可能だった。また同機能オフ・マルチプレイのみの利用であれば、COD HQとまとめてインストールしても79GBで済むようだ。シングルプレイの場合も、とりあず149GBのSSD空き容量を確保すればプレイ可能となるだろう。
しかし、いろいろ削減しても149GBはかなり大きい容量となる。たとえば、最近リリースされたBethesdaの『Starfield』PC版は、必要とされるおおよそのストレージ容量がローンチ時で139.84GB SSD容量とされており、現在は140.1GBとなっている(関連記事)。こちらも話題となり、超大作RPGとしてそのゲームプレイのボリュームにも期待が寄せられた。『Call of Duty: Modern Warfare III』PC版はそれさえ凌駕するストレージ必要量となっているわけだ。
なお、『Call of Duty』シリーズではかねてよりゲームファイルサイズの肥大化がしばしば話題になっていた。たとえば2020年リリースの『Call of Duty: Black Ops Cold War』PC版については、4K画質の最高構成では実に250GBのストレージ容量が必要となった。ただし、こちらはHDDでもよかったため、SSDが必須となる『Call of Duty: Modern Warfare III』の方がハードルはかなり高く、PCゲームはSSD駆動がスタンダードとなったとの隔世の感もあるだろう(関連記事)。
そして、『Call of Duty: Modern Warfare』および『Warzone』については、サービスとアップデートを続けるほどゲーム容量が肥大化していく状況もあった(関連記事)。『Call of Duty: Modern Warfare III』でも、同様の状況が起こらないかは気にかかるところだ。
『Call of Duty: Modern Warfare III』はPC(Steam/Battle.net)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売予定だ。