『ファイナルファンタジーVII リバース』体験版アプデでパフォーマンスモードの画質向上へ。フィードバックを受けて体験版でも改善実施

 

スクウェア・エニックスは2月15日、『ファイナルファンタジーVII リバース(FINAL FANTASY VII REBIRTH)』(以下、FF7 リバース)の体験版に2月21日に実施予定のアップデートにて「パフォーマンス」モードの画質の向上に対応すると発表した。


『FF7 リバース』は、PS向けRPG『ファイナルファンタジーVII』を現代の技術で蘇らせるプロジェクトの第2弾だ。グラフィックは最新技術を用いたフル3Dになり、ターンベースだった戦闘はアクションベースに変化している。2020年発売の『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、FF7 リメイク)にて魔晄都市ミッドガルでの戦いを経た主人公クラウドと仲間たちは、本作『FF7リバース』にていよいよ広大なフィールドを舞台にした新たな旅に出る。

今月2月29日の発売が迫るなか、2月7日には体験版が配信開始。体験版では、ニブルヘイムを舞台にするエピソードをプレイ可能だ。ソルジャー時代のクラウドとセフィロスが、魔晄炉で起きた異常の調査のためニブル山へと向かうことになる。また2月21日には体験版のアップデートが予定されており、神羅の一大軍事拠点となっている要塞都市ジュノンが存在する一部エリアでのフィールド探索も楽しめるようになるそうだ。


そして今回、体験版が2月21日のアップデートにて、グラフィックス設定の画面モードで「パフォーマンス」を選択した際の画質の向上に対応予定であると発表された。本作のグラフィックス設定では、画面モードをグラフィックまたはパフォーマンスに設定できる。グラフィックモードは画面解像度4Kのグラフィックに対応するモードとされ、パフォーマンスモードはフレームレート60fpsで動きの滑らかさを優先するモードにされている。

パフォーマンスモードではフレームレートが向上して動きが滑らかになる一方、テクスチャーの解像度などが低下。グラフィック/パフォーマンスモードの切り替え自体は『FF7 リメイク』のPS5/PC(Steam)版でも実装されていた機能だ。一方『FF7 リバース』の体験版ではキャラクターのテクスチャーをはじめ、パフォーマンスモードではグラフィックモードよりも見栄えがかなり悪くなるといった指摘も寄せられていた。

*本稿執筆時点の体験版のグラフィックモード
*本稿執筆時点の体験版のパフォーマンスモード

ディレクターの浜口直樹氏によれば多数の報告が寄せられていたそうで、2月21日に体験版のアップデートとしてそうしたフィードバックを受けて画質の向上がおこなわれるかたちだ。また製品版でのパフォーマンスモードも、画質が向上した状態が適用されるとのこと。


体験版時点でコンテンツアップデートとあわせてグラフィックス設定の調整も実施される『FF7 リバース』。体験版ながら、ゲームプレイだけでなくグラフィック面などさまざまな要素を確認できる機会となるだろう。

『ファイナルファンタジーVII リバース』は、PS5向けに2月29日発売予定。体験版は配信中だ。