Steam高評価放置型アクアリウム鑑賞ゲーム『Chillquarium』プレイヤー数がぐぐっと増加。日本語含む多言語対応とセールで、癒し求める人殺到か

Ben Reber氏が手がけ、昨年9月にPC(Steam)向けにリリースされた放置型アクアリウム鑑賞ゲーム『Chillquarium』が、にわかに盛況だ。1月9日に同時接続プレイヤー数の記録を大幅更新している。

インディー開発者のBen Reber氏が手がけ、昨年9月にPC(Steam)向けにリリースされた放置型アクアリウム鑑賞ゲーム『Chillquarium』が、にわかに盛況だ。1月9日に同時接続プレイヤー数の記録を大幅更新している。

『Chillquarium』は、水槽で魚を飼う放置型のアクアリウム鑑賞ゲームだ。全125種類の魚が収録され、淡水魚や熱帯魚、あるいは海や沼に生息する魚、巨大な魚といったカテゴリに分けて魚のパックが販売されており、各パックから複数の魚をランダムで獲得。それらの魚を水槽に放つことで、現実世界の時間経過にあわせて成長していく。また、餌を与えれば成長が早まる。

成長した魚からは定期的にお金を入手でき、また売却することも可能。魚にはレア度が存在し、よりレアな魚ほどより多くのお金を落とす。そうして貯めたお金で、新たな魚を購入するほか、容量の大きな水槽や成長効率の高い餌、あるいは水槽内の各種デコレーションアイテムなどを購入し、水槽をアップグレードしていくのだ。

本作は、昨年9月7日にPC(Steam)向けに配信開始。本稿執筆時点でユーザーレビューにて約1900件のうち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど、非常に高く評価されている。魚を育てたり水槽をアップグレードしたりしつつ、放置型ゲームとしてのんびり楽しめることや、魚の見た目のかわいさなどが好評のようだ。


そんな本作の同時接続プレイヤー数が、1月8日頃から急増している。ここしばらくは500人前後で推移していたところ、瞬く間にローンチ当時に記録した約1600人を突破。その後もぐんぐん伸び続け、これまでのピーク時には3600人を超え、本作における同時接続プレイヤー数記録を大幅更新した(SteamDB)。

この間には特に大型アップデートやイベントなどは実施されておらず、プレイヤー数増加のはっきりとした理由は不明。見たところ、実況配信などで本作の話題が拡散されていた様子も確認できない。ただ、ちょうどSteamにて「資本主義と経済フェス」が開始され、本作も参加し20%オフセールが実施されたタイミングと重ねる。最安値を更新したわけではないものの、これがきっかけである可能性が高そうだ。

また、本作は昨年12月26日にアップデートがおこなわれ、よりレアな魚などの追加やゲームプレイの改善が実施。さらに、日本語を含む7言語への追加対応を果たした。もともと評価の高い作品がより幅広い国の人に楽しんでもらえるようになり、そのうえでお安く購入できるようになったことで、多くの人が購入しプレイしたのかもしれない。

『Chillquarium』は、PC(Steam)向けに配信中。1月16日までは20%オフの560円で購入可能となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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