発売後すぐ販売停止された『The Day Before』1月22日にサーバー停止へ。開発スタジオの運営正式終了に伴い

 

デベロッパーのFNTASTICは12月22日、『The Day Before』のサーバーを現地時間1月22日に停止すると発表した。すでにPC(Steam)での新規販売が停止された本作ながら、同日をもって所有者によるプレイも不可能となる見込みだ。


『The Day Before』は、パンデミック後のアメリカ東海岸を舞台とするオープンワールドサバイバルMMOと標榜されていた。本作は2021年1月に発表されたのち、幾度も発売延期を重ねながらも12月8日にPC(Steam)にて早期アクセス配信開始。一方でサーバー問題や品質面などの課題を数多く抱えていたことから多くの不評が寄せられる結果となった。

そうしたなかで開発元のFNTASTICはスタジオを閉鎖し、『The Day Before』の開発を中止すると発表。あわせてSteamでの本作の販売も停止された。発表時には先行きは不透明ながらサーバー自体は稼働し続けると伝えられていた。

そして今回、FNTASTICが正式に運営を終了したことが発表された。それに伴い、現地時間1月22日にサーバーが停止されることが決定となった。また本作販売元のMytonaはSteamとの協力のもと、購入者全員への返金に取り組んでいるとのこと。

https://twitter.com/playdaybefore/status/1738112110385914052


本作は早期アクセス配信開始後わずか4日で販売中止となり入手困難となった。そうした背景により“希少価値がある”とみなされたからか、非正規のゲームキー販売サイトで価格が高騰する様子も見られた(関連記事)。先行きは不透明ながらサーバーが稼働し続けると伝えられプレイ可能な状態だったことも、そうした需要に繋がっていたかもしれない。しかしながら、今回サーバーも約1か月後に停止となることが決定されたかたちだ。