パブリッシャーのHooded Horseは11月21日、『Against the Storm』を現地時間12月8日に正式リリースすることを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)。また正式リリース時より、PC Game Passにも対応予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Against the Storm』はローグライク要素のあるコロニー建設シミュレーションだ。本作の舞台となるのは、永遠に雨が降り続けるダークファンタジーの世界。プレイヤーは女王に任命された提督として未開の地へと赴き、入植地を作り発展させることを目指す。ゲーム内には100以上の地域特徴と5つの異なるバイオームが存在。この組み合わせによって変化する環境など多様なランダム要素に対応しつつ、上手くコロニーを開発していくのだ。
本作のゲームプレイでは、住民たちに指示を出すことでコロニー全体を管理する。まずは周囲の自然を開拓して資源を採取、建設を進めることでコロニーを作っていく。ゲーム内目標を達成するとコロニーが完成。コロニーが出来上がれば、プレイヤ―はまた新たな環境でコロニーを作ることになる。短いゲームサイクルで、リプレイ性の高い街づくりを楽しむことができる作品だ。
本作は2021年10月にEpic Gamesストア、そして2022年11月にSteam/GOG.comにて早期アクセス配信が開始された。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、約1万4500件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。ローグライク要素の導入による多彩なリプレイ性や、街づくりゲームの美味しい部分を短いスパンで繰り返し楽しめる点などが評価されているようだ。
そしてこのたび、本作が12月8日に正式リリースされることが発表された。正式リリース時には、1.0アップデートが配信される予定だ。Steam本作公式ニュースによると、同アップデートでは新たなゲームモード「Queen’s Hand」が追加される。このモードでは、プレイヤーは最も困難な課題に挑戦することになるという。またアップグレードにかかるコストが多くなり、より戦略的なプレイが求められるようだ。なお同モードはパーマデス制であり、失敗すれば最初からやり直しとなる。難易度が高そうな一方、クリアすればQueen’s Handの称号が与えられ、女王に謁見することができるとのこと。
本作を手がけるEremite Gamesは、これまでゲームのアップデートを頻繁に実施。月2回のアップデート頻度が継続されており、ゲームの調整だけでなく新要素の追加もおこなわれてきた。正式リリース後も、更なるアップデートに期待ができるだろう。なお、本作の販売を手がけるHooded Horseは、ストラテジーゲームに特化したパブリッシャー。過去には弊誌インタビューにて日本市場を重視している旨を伝えている(関連記事)。追加コンテンツの日本語ローカライズなども、こまやかな対応が進められそうだ。
『Against the Storm』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに早期アクセス配信中で、現地時間12月8日に正式リリース予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。